オートレーサーの森且行選手!
かつてはSMAPのメンバーとしてジャニーズ事務所に所属し、歌手、俳優、タレントとして活動。
そんな森選手は2020年に悲願のSG初優勝!
プロフィール
身長 177.7cm
体重 59.3kg
血液型 B型
趣味 旅行
1974年 東京都生まれ。
1987年 SMAPの前身グループであるスケートボーイズの一員となる。
1988年 SMAP結成。
1996年 SMAPを脱退しオートレーサーへ。
1997年 オートレーサー(25期)デビュー。
華の25期
オートレース同期の中でも最も有名といっていいのが「25期」!
オートレースファンの間でも「華の25期」と呼ばれている。
この25期は863名の応募者の中から合格した32名。
この「華の25期」は決して森選手が25期だからというだけの理由ではない。
常にS級上位に名を連ねる永井選手や若井選手、有吉選手をはじめ、オートレースの実力はもちろん個性的な選手が多いのがこの25期。
その期にSGを勝つようなトップレーサーが1人現れるかどうかのオートレース界だが、
25期にはSG覇者4名、グレードレース獲得総数109個と総合的な実力は他の期と比べても頭一つ抜けている成績となっている。
2020年には川口オートレース場での川口オートレース発祥70周年開催の初日11Rに企画レース「華の25期対決」も実現した。
このレースは永井選手が好スタートから自在の攻めで抜け出し見事勝利。
注目の森選手は展開厳しく4着に終わったが、会場は大盛り上がりのレースとなった。
デビュー戦
養成所での怪我の影響で25期の他の選手より数か月遅れてのデビューとなったが、
1997年7月6日に川口オートレース場で期待の新人レーサーとしてデビューの日を迎えた。
この日は記録的な猛暑日にも関わらず川口オートレース場には森選手のデビューを見ようと
3万5000千人が駆け付けた。
その1/4は若い女性で、これは当時オートレース87年の歴史始まって以来のことだった。
普段は比較的空いている単勝車券窓口だが、この日は急遽5つに増やしたものの
森選手の単勝車券を買おうと50mほどの長蛇の列ができたのは有名な話。
デビュー戦は見事6周回逃げ切り、続く2戦目も勝利。
オートレーサーとしてのキャリアを連勝でスタートさせた。
デビュー戦後の記者会見では、詰め掛けたファンへの感謝の後、
最後に「日本一になるまで応援してください」という言葉で締めた。
25期新人王決定戦
1998年4月14日 飯塚オートレース
1号車 森 且行 ハンデ0
2号車 永井 大介 ハンデ0
3号車 宮地 朗 ハンデ0
4号車 谷津 圭治 ハンデ0
5号車 岩崎 亮一 ハンデ0
6号車 越智 尚寿 ハンデ0
7号車 若井 友和 ハンデ0
8号車 東小野 正道 ハンデ0
デビュー2年目に行われた25期新人王決定戦では0mオープン最内からトップスタートを決め、ペースを掴んだ森選手は一人旅の競争となり、見事逃げ切り優勝を果たした。
レース後のインタビューでは「日本一になるまで妥協しないで走り続けたいです」と語った。
初G1制覇
2009年1月28日 川口オートレース
第57回G1開設記念グランプリレース
1号車 岩科 鮮太 ハンデ0
2号車 荒尾 聡 ハンデ0
3号車 西村 龍太郎 ハンデ0
4号車 人見 剛 ハンデ0
5号車 浦田 信輔 ハンデ0
6号車 田中 茂 ハンデ0
7号車 森 且行 ハンデ0
8号車 岡部 聡 ハンデ0
森選手は唯一の地元優出メンバーとして迎えたこの一戦。
7枠からのスタートとなったが、内枠の岩科選手・荒尾選手に次ぐ3番手スタートを決めた森選手。道中、前を行く両者を捌き見事G1初優勝を決めた。
レース映像(Auto Race.JPより)↓
https://autorace.jp/race_info/Ondemand/asx/kawaguchi/2009-01-28_12/0/1
悲願のSG初優勝
2020年11月3日 川口オートレース
第52回SG日本選手権オートレース
1号車 中村 雅人 ハンデ0
2号車 金子 大輔 ハンデ0
3号車 高橋 貢 ハンデ0
4号車 鈴木 圭一郎 ハンデ0
5号車 木村 武之 ハンデ0
6号車 荒尾 聡 ハンデ0
7号車 森 且行 ハンデ0
8号車 山田 達也 ハンデ0
4度目のSG優勝戦。8R発売中も練習に出た森選手。「練習から手応えはあったので自信を持って行きました」とレース後に話したそのレース本番のスタートタイミングは01と勝負のスタートを決めた森選手はトップスタートの鈴木圭一郎選手に次ぐ2番手発進となった。序盤、荒尾選手に捌かれ3番手へ後退。先頭争いとなった鈴木圭一郎選手と荒尾選手が6周3Cでまさかの落車。一躍、先頭に立ったのは森選手!終盤は滑りが目立ったものの押し切り、デビュー24年目で遂に悲願を達成した。
このレースは枠が遠く試走タイムからも人気を落としていた森選手。森選手の車券を持っている人は少なかったはず。しかし、森選手が先頭に立ってからは場内が一体となり森選手へたくさんの歓声が叫ばれていた。
4キロの減量をして臨んだ地元SG。「40歳を過ぎたあたりから体力の衰えを感じ、SG優勝は絶対無理だと思っていた」と話した森選手だったが、「やっと約束を果たせて良かったと思います」と涙を浮かべながら話した。
日本一のトップアイドルからの転身。準決勝戦後、若手も宿舎へ戻る中ロッカーの奥で1人遅くまで整備をしていた森選手。
デビューから24年目でのSG優勝は史上最遅。しかし、その優勝は自身が一番取りたかった「日本選手権」のタイトルであり、人知れない努力の結果に運も味方に掴んだこの優勝は車券の当たりはずれ以上に多くの人を感動させた。
SG優勝後
悲願達成から2ヵ月。飯塚オートレース場で行われた「G1第64回開設記念」の準決勝戦で落車。紙一重で一命は取り留めたが、骨盤骨折の重傷と診断され、5度の手術を要した。
しかし、この落車事故から2年3ヵ月。2023年4月6日。
険しく道の長いリハビリを乗り越え、川口オートレース場でレース復帰を果たした。
この日、川口オートレース場には森選手の復帰を待ちわびた多くの観客がスタンドを埋め尽くした。
その復帰戦は圧巻のレース内容。2周回目に入るホームストレッチから1Cにかけて一気に5車をまとめて捌き、場内からは大歓声が沸き起こった。
先頭に立った森選手は後続を突き放し、見事復帰戦を勝利!
レース後の記者会見では「一番大きな目標はもう一度日本一になりたい。まずはS級を目標に時間が掛かっても頑張っていきたい」と話した。
レース映像(Auto Race.JPより)↓
https://autorace.jp/race_info/Ondemand/asx/kawaguchi/2023-04-06_9/0/1
これからも森選手の活躍に目が離せない。
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