【コリアカップ2026展望】日本2頭VS韓国7頭|ディクテオン連覇か、クリーンワンが日本勢を止めるか

2026年9月6日、韓国・ソウル競馬場でコリアカップが行われる。ダート1800m、総賞金16億ウォンを争う韓国最大の国際中距離競走で、2026年から国際G2へ昇格。勝ち馬にはブリーダーズカップ・ダートマイルへの優先出走権も与えられる。
8月26日に発表された1週前の二次登録では9頭が登録。日本から前年覇者ディクテオンとサンデーファンデーの2頭、韓国から7頭という完全な日韓対決となった。当初出走予定だった香港のロマンチックトールは故障のため遠征を取りやめている。
目次
Toggleコリアカップ2026・二次登録馬
| 所属 | 馬名 |
|---|---|
| 日本 | ディクテオン |
| 日本 | サンデーファンデー |
| 韓国 | クリーンワン |
| 韓国 | ファニーワイルド |
| 韓国 | ビッグミュージカルスター |
| 韓国 | アメージングカン |
| 韓国 | ウンジュガイ |
| 韓国 | ウォンピョンストーム |
| 韓国 | デジチョイス |
かつて韓国中長距離路線を引っ張ったグローバルヒット、スピードヤングは一次登録の段階で回避。KRAカップクラシックを制したカンプンマも大統領杯路線を選択しており、今年の韓国勢はクリーンワンを明確な大将格として臨む。
ディクテオンはコース経験が最大の武器
日本勢の中心は前年覇者ディクテオン。2025年のコリアカップを制した後には東京大賞典も勝ち、今年の帝王賞でも3着。8歳となった現在も日本のダート中距離トップクラスと互角に戦っている。
最大の強みはソウル1800mを経験済みであること。韓国の砂は日本とは質が異なり、初遠征馬には適応が大きな課題になる。その点、昨年実際に勝っているディクテオンに不安は少ない。
差し・追い込み型のため展開には左右されるが、今年は前へ行くクリーンワンやサンデーファンデーがおり、ある程度流れる可能性が高い。前年同様に中盤から進出できれば連覇の可能性は高い。
サンデーファンデーは先行力で押し切りを狙う
勢いならサンデーファンデーが上だ。
2026年はマーチSを59kgで制し、7月のマーキュリーCも逃げ切り。1800~2000mで高い持続力を見せている。コリアカップと同じ1800mの重賞を勝っているうえ、自分からレースを作れるのが大きな武器。韓国勢のクリーンワンとどちらが先手を取るかは今年最大のポイントになる。
初めての韓国の砂を問題なくこなせれば、能力だけなら優勝候補筆頭に置いてもいい存在だ。
韓国最大の希望クリーンワン
日本勢を迎え撃つ韓国のエースがクリーンワン。
2025年グランプリを大差で制すると、2026年初戦のヘラルド経済杯も快勝。5月の釜山市長杯では今回と同じ1800mで、当時の韓国トップクラスを相手に6馬身差の圧勝を見せた。
序盤から先頭へ立ち、高いラップを維持したまま後続を突き放すスタイルが最大の特徴。陣営は夏のKRAカップクラシックを使わず、コリアカップへ直行しており、完全にこの一戦を目標に調整してきた。
過去のコリアカップでは日本馬が圧倒的な成績を残しているが、近年の韓国馬の中では最も日本勢を脅かせる存在と言える。
3歳ファニーワイルドも侮れない
韓国勢でもう一頭注目したいのがファニーワイルド。
今年のKRAカップマイルを制し、韓国ダービーでは3着。その後、三冠最終戦の農林畜産食品部長官杯を勝ち、3歳クラシック路線で二冠を獲得した。
古馬との本格的な対戦は今回が大きな試金石となるが、3歳牡馬は古馬より軽い55kgで出走できる。成長力を考えればクリーンワンに次ぐ韓国勢の有力候補だ。1800mだけでなく2000mでも結果を残しているため、距離に不安もない。
残る韓国5頭はほぼ格上挑戦
ビッグミュージカルスター、アメージングカン、ウンジュガイ、ウォンピョンストーム、デジチョイスも二次登録に残った。
中でもウォンピョンストームは国際レーティングでも一定の評価を持つ古馬で、経験という点では侮れない。
一方、今回の日本2頭やクリーンワンと比較すると、近走の実績では一段下となる馬が多い。展開の助けや大幅な上積みが必要なのは確かで、現状では伏兵評価が妥当だろう。
最大の焦点はサンデーファンデーとクリーンワンの先行争い
今年のレースを考えるうえで最も重要なのが序盤だ。
サンデーファンデーもクリーンワンも、前で自分のリズムを作ってこそ強い。どちらかがすんなりハナへ行けば、そのまま高い巡航速度で押し切る可能性がある。逆に両馬が激しく競り合えば後半は消耗戦となり、ディクテオンの末脚が最も生きる。ファニーワイルドも好位を取れるタイプだけに、前3頭と後方のディクテオンという位置関係がそのままレースの構図になりそうだ。
結論|日本優位だがクリーンワンは最大の脅威
総合的には日本2頭が優勢と見る。
ソウル実績とG1級の末脚を持つディクテオン、現在の勢いと先行力に優れるサンデーファンデー。日本のダート中距離重賞で結果を残している2頭は能力面で一歩リードする。
ただし、今年のクリーンワンはこれまでの韓国代表馬とは少し違う。1800mで見せたパフォーマンスは韓国国内では突出しており、地元の砂と輸送不要というアドバンテージも大きい。さらに3歳二冠馬ファニーワイルドも控える。
ディクテオンが連覇するのか、サンデーファンデーが逃げ切るのか、それともクリーンワンが日本馬の連勝を止めるのか。 国際G2昇格初年度のコリアカップは、9頭という少数精鋭ながら、上位4頭の力関係が非常に興味深い一戦となった。
※二次登録段階の情報。最終出馬投票は9月2日に行われる予定。
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