【オートレース】鈴木章夫が80歳8日で勝利!公営競技最年長記録を更新する歴史的1勝

2026年8月31日、浜松オートレース場で歴史的な記録が生まれた。現役最年長レーサーの鈴木章夫が3日目4Rの一般戦を制し、80歳8日で公営競技最年長勝利記録を更新。競輪、ボートレース、オートレースなどを含む公営競技で、80代の選手が勝利する前例のない快挙を成し遂げた。
目次
Toggle浜松4Rを鮮やかなさばきで勝利
8月31日の浜松4Rは一般戦、3100m・6周回。8車立てで行われ、鈴木は30mハンデの4号車から出走した。
| 着順 | 車番 | 選手 | ハンデ | 競走タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 | 鈴木章夫 | 30m | 3.511 |
| 2 | 6 | 仲口武志 | 40m | 3.503 |
| 3 | 8 | 北原岳哲 | 50m | 3.495 |
試走タイムは3.43。スタートタイミングは0.30と決して速くなかったが、レースでは長年培ったさばきが光った。
序盤は4番手を進み、3周回バックストレッチで24歳の宮司佳奈を突破。続く4周1コーナーでは、0mから逃げていた21歳の浜田樹来をかわして2番手へ浮上した。
その後も冷静に前を追い、5周目には先頭へ。最後は40m線から追い込んできた仲口武志を振り切り、そのまま1着でゴールした。
単勝は140円の1番人気。年齢によるハンデの恩恵だけで逃げ残ったわけではなく、前を走る選手を自ら抜きながら勝ち切ったことに、この記録の価値がある。
80歳8日で「公営競技最年長勝利」
鈴木は1946年8月23日生まれ。8月23日に80歳の誕生日を迎えたばかりだった。
それまでの公営競技最年長勝利記録も鈴木自身が保持しており、8月9日の川口1Rを制した際の79歳351日が最高だった。
つまり80歳になって最初の開催で勝利し、自らの記録を一気に「80代」へ突入させたことになる。
オートレースでは70歳を超えて現役を続ける選手自体が極めて珍しく、80代での勝利は史上初。今後鈴木が1勝するたびに、前人未到の最年長勝利記録が更新されていくことになる。
2026年だけですでに8勝
驚くべきなのは、単に現役を続けているだけではないことだ。
8月31日の勝利で2026年は59走8勝。2着10回、3着10回で、3連対率は約47%を記録している。
さらに今開催も8月29日、30日と連続3着。そこから3日目に勝利しており、80歳になっても車券の中心になれる競走力を維持している。
8月8、9日の川口では79歳で連勝。その約3週間後、80歳になって再び勝利した。
選手生活は62年目、通算1443勝
鈴木は浜松所属の2期生で、選手登録は1964年9月。2026年で選手生活は62年目に入っている。
8月31日の勝利で通算成績は7906走1443勝。通算優勝は61回を数え、G1・2勝、G2・3勝という実績を持つ。
今年6月27日には79歳10カ月6日で優勝戦へ進出し、公営競技最年長優出記録も更新。翌日の優勝戦では5着に敗れたものの、80歳目前で「開催優勝」まで狙える位置にいた。
なお、公営競技の最年長「優勝」記録は、2023年に篠崎実が記録した73歳10カ月29日。鈴木が今後優勝戦を制すれば、この記録も大幅に塗り替えることになる。
次の焦点は「80歳での優勝」
80歳8日の勝利で、最年長勝利という記録は完全に未知の領域へ入った。
しかも今回の内容を見る限り、単に出走を続けて記録を伸ばしているわけではない。若手選手を実戦でさばき、最後は後続の追撃を封じて勝っている。
次に期待されるのは、やはり80歳での優勝戦進出、そして開催優勝だろう。
1964年から走り続け、62年目の2026年に80歳でなお1着を取る。鈴木章夫が8月31日に刻んだ一勝は、オートレースだけでなく日本の公営競技全体でも異例の記録となった。
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