オートレースではレースが開始する前に、「試走」と呼ばれる予想の重要な前情報となる要素があります。
本記事では「当たるんです」の抽選対象となる、オートレースにおいて「試走」がなぜ重要視されているのか。その理由をご紹介いたします。
オートレースの試走とは
試走はレースの約30分前に行われ(ひとつ前のレースがゴールした直後)、走路(1周500m)を3周します。
また、選手は試走の直前まで、ロッカーと呼ばれる作業所で入念にマシーンの調整を行っています。
エンジンの各パーツを点検・調整し、ベストのセッティングを模索し、走路状況にマッチしたタイヤを選びます。その調整の結果が、直前の試走に表れるのです。
つまり、試走の動きの良し悪しは、予想に直結する最重要の直前情報となるのです。ちなみに試走では、コーナーの立ち上がりの力強さと、直線の伸びをチェックするよう心がけましょう。
オートレースの試走タイムの見方
試走の際に100m走るのにかかった秒数を「試走タイム」として発表します。
「試走タイム」は試走のラスト3周目対象となります。その3周目(500m)の走破タイムを5で割った時計(3周目の100mの平均タイム)が試走タイムになります。
注意が必要なのは1号車で、前に目標がない分、試走タイムが出にくいため、発表タイムから0・02ほど割り引くことが必要です。つまり、1号車の試走が3.47と発表されたら、3.45くらいの感覚で見ておいた方がいいでしょう。
また試走の際に、外を走る選手はアクセル開けて走るのでタイムは速くなり、内を走った選手はアクセルを絞り気味に走るのでタイムは遅くなります。
外、内のどちらを走るのかは、選手の競走スタイルに左右されます。内を締めて後続を抜かせないスタイルの選手は試走タイムも遅いです。アクセル全開でブンブン走るアウト走法の選手は試走タイムが速くなります。 これも試走タイムの補正要素として考えると良いでしょう。
まとめ
本記事ではオートレースにおける「試走」の重要性について記述しましたが、レースは生き物で、単純に時計の比較だけで決まるものではありません。天候や走路状況、選手の技量など、様々な要素が絡み合い、結果は変動していきます。
ですが試走の動きと試走タイムが予想するうえで重要な要素であることには変わりありません。他の公営競技とは重要度が違う、オートレースの試走&試走タイムの見方を覚え、皆さんもオートレースに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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