ボートレーサーの平均年収は約1,700万円と言われており、ほかのプロスポーツと比べても高額なため、ボートレーサーを目指す方もいると思います。
そこで本記事では、ボートレーサーになるために必要な応募資格と、その後の4ステップをご紹介いたします。
ボートレーサーの応募資格
- 年齢:15歳以上30歳未満
- 学歴:入所日において中学校を卒業していること
- 身長:175cm以下
- 体重:男子…49kg以上57kg以下、女子…44kg以上52kg以下
- 視力:両眼とも裸眼で0.8以上(コンタクト・フェイキックIOL「有水晶体眼内レンズ」手術は不可)
- 弁色力:強度の色弱でないこと
- 聴力その他の健康状態:選手養成訓練を行うのに支障のない者
- その他:禁錮以上の刑に処せられた者及びモーターボート競走法に違反して罰金以上の刑に処せられた者、選手養成訓練中に成績不良又は素行不良により養成を取りやめられた者、反社会的勢力との関係が疑われる等モーターボート競走の公正を害するおそれがあると認められるに足りる相当の理由のある者のいずれにも該当しない者
- 一般試験には、ボートレース場が応募者数に応じて決定する『スポーツ推薦試験制度』が設けられています。受験申請書のスポーツ運動歴の記録内容をボートレース場毎に確認し、該当の有無を判断します。
ボートレーサーへの道のり
前述したボートレーサーの応募資格を満たしている方が、これから紹介するボートレーサーになるための4つのステップ踏んで、ボートレーサーになることができます。
1.ボートレーサー養成所入所試験
まずはボートレーサー養成所に入所するための入所試験を受けます。
・第一次試験
高校入試程度の筆記試験(国語、数学、理科、社会)
体力試験(握力、背筋、垂直飛び、上体そらし、立位体前屈など)
試験は全国の主要都市で行われる
・第二次試験
適性試験(全身反応、教練、目と手の協応動作、手腕など)
体力試験(開脚体前屈、上体起こし、反復横跳びなど)
試験は福岡県にあるボートレーサー養成所で行われる
※第二次試験の受験回数は5回(欠席・辞退含む)までとします。
・第三次試験
人物試験(モチベーションについて、団体生活について、訓練をしていく上での気持ちなど)
っ人物試験を受験後、指定された病院で身体検査と適性検査が行われる
2.ボートレーサー養成所
ボートレーサー養成所に入所し1年間で、ボートレーサー、そして立派な社会人として必要なあらゆることを学んでいきます。ボートの操縦やエンジン・プロペラ整備の技術、モーターボート競走法をはじめとする様々な知識、そして礼儀や節度などを、全寮制の集中できる環境で身につけていきます。
・入所(4月or10月)
・基礎訓練(3か月間)
基本的なボートの操縦、整備、諸法規、モーターボートの構造及び機能の熟知(判別試験、緊急法、徳育など)
・技術応用訓練(9か月間)
複数のボート並走、模擬レース、スタート練習、性能向上整備など(判別試験、能力別試験、進級試験、現役選手招聘訓練、修了試験)
3.国家試験の受験
ボートレーサーは国家資格であり、資格を取るには、試験に合格する必要があります。
4.プロボートレーサーとしてデビュー
ボートレーサー養成所を修了すると、晴れてプロとしてデビューします。デビュー時は一番下のクラス(B2)からスタートし、そこからトップレーサーへの階段を上り始めます。
まとめ
本記事では、ボートレーサーになるために必要な応募資格と、その後の4ステップをご紹介いたしました。
ボートレーサーの平均年収は約1,700万円のため、その金額に夢を見た人やボートレーサーになることが夢であった人など、様々な人がボートレーサーになることを目指していると思います。
ボートレーサーになるためのチャンスは限られており、現役選手の中には入所試験をラストチャンスで合格し、第一線で活躍する選手もいます。
ボートレーサーを目指している方は諦めずに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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