以前の記事でボートレーサーになるには養成所で訓練をする必要があると記述し、どのような内容の訓練を積むか紹介しました。
本記事では、ボートレーサーの養成所での具体的な訓練内容や一日のスケジュールなどをご紹介します。
ボートレーサー養成所とは?
ボートレーサー養成所は、一般財団法人日本モーターボート競走会が運営する、日本で唯一のボートレーサー養成所です。
ボートレーサーになるためには、全寮制のボートレーサー養成所で1年間訓練を受け、国家資格(資格検定試験)に合格することが必要です。
ボートレーサー養成所では、ボート操縦技能やモーター整備の技術などを学ぶとともに、共同生活を通して社会人としての基本を習得します。
養成所のカリキュラム
※4月入所の場合
4月
・入所式
気持ちも新たに、ボートレーサー養成所での1年のスタートを切ります。
4~6月
初期訓練、救急法、テーブルマナー講習、パドル航走
6月~
・操縦訓練
基本を第一に、基本旋回、スタート練習などテーマに沿って操縦を繰り返し行い、基礎を徹底的に鍛えていきます。
班別試験、バーベキュー大会、献血、徳育講話
7月
・夏休み(7~10日程度)
8月
・進級試験
※進級試験に合格しなければ、後半の訓練に進むことができません。
遠足、リーグ戦、マラソン大会、選手招聘
12月
・冬休み(7~10日)
2月
・修了試験
修了が近づくと、プロとして通用するのかどうかの最終確認が行われます。
※進級試験に合格しなければ、卒業できません。
メディアトレーニング
3月
・資格検定試験
最後の関門が資格検定試験です。
試験に合格すれば、プロのボートレーサーとしてレースに出場する資格が与えられます。
・修了記念競走、修了式
修了時の総決算として行われるのが修了式と修了記念競走です。
修了式が終われば、いよいよプロデビューです。
訓練生の1日のスケジュール
6:00 起床
6:10 日朝点呼
6:30 掃除
7:00 朝食
7:50 国旗掲揚
8:00 課業開始
12:00 昼食
13:00 課業開始
16:55 国旗降下
17:00 夕食
17:45 自習
19:00 入浴・自由時間
21:00 掃除
21:30 日夕点呼
22:00 消灯
まとめ
本記事では、ボートレーサーの養成所での具体的な訓練内容や一日のスケジュールなどをご紹介しました。
ボートレーサー養成所には毎試験1000人を超える応募があり、その中から約50人が養成所へ入所できます。
この高い入所倍率を突破して入所した候補生たちは、過密なスケジュールの中でプロのボートレーサーとしてデビューする準備を行います。
現役で活躍するレーサーも同じ道をたどってきているため、現在または今後入所する候補生の中から新たなスター選手が現れるかもしれません。
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