競輪において、もっとも重要な役割を担っていると言っても過言ではない「ライン」とはいったいどのようなものなのか。
本記事では、競輪の「ライン」についてご紹介いたします。
ラインとは?
競輪では各選手が実力を発揮して勝利を得るために、他の選手と連携して走ります。
この選手がチームを組んで走ることを「ライン」と言います。
ラインの組み方
ラインを組むことの多い順番は下記のとおりです。
・同じ競輪場の仲間
・同じ都道府県
・同じ地区
・隣接地区
競輪の地区分けは、北日本・関東・南関東・中部・近畿・中国・四国・九州の8地区に分けられる。
北日本:北海道、青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島
関東:茨城、群馬、栃木、埼玉、東京、新潟、長野、山梨
南関東:千葉、神奈川、静岡
中部:石川、富山、岐阜、愛知、三重
近畿:福井、滋賀、京都、奈良、大阪、和歌山、兵庫
中国:岡山、広島、山口、鳥取、島根
四国:香川、徳島、愛媛、高知
九州:長崎、佐賀、福岡、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄
日ごろから一緒に走ることの多い選手とタッグを組めば、互いのクセやタイプを理解し、サポートし合えるので強固なラインを築くことができます。
逆にあまり一緒に走ることのない選手とラインを組むと、互いのサポートをうまくできなく、実力を発揮できない可能性があるため、ラインを組むことも少ないです。
そのため、ラインは登録地の近い選手と組むのが基本です。
ラインのパターン
「ライン」の基本的な形は、自ら風を受けて先を走る [ 先行/捲り(自力型)] の後に、少ない空気抵抗で走って最後に追込む [ 追込み(他力型)] が続くパターンです。
その他のラインの構成は…
・3分戦
3つのラインに分かれる3分戦。
3人ずつ、あるいは「4人・3人・2人」のような構成になります。
・4分戦
4つのラインに分かれる4分戦は、「3人・2人・2人・2人」などのように短いラインが多くなるので、「細切れ戦」とも呼ばれています。
・2分戦
2分戦は、2つのラインに分かれての戦いです。
「5人・4人」のようにラインが長くなります。
・先行1車
先行(捲り)選手が1人しかいない時に、先行1車という展開があります。
後続選手の役割
ラインの2番手以降の役割は、先行・捲りタイプの後ろを固め、他のラインとの主導権争いをサポートします。
・ブロック
後方の選手が捲り上げてきたら、番手選手がブロックして止めます。
・車間をあける
先行・捲り選手との車間をあけることにより、他の選手が追い上げてくる距離をのばします。
・切り替え
他のラインに先行されたり、捲られたりした場合に、2番手以降の選手がそのラインを追走すること。
・競り
強い先行選手の後ろの位置をめぐって、選手が位置を取り合うこと。 激しいぶつかり合いになることも。
まとめ
本記事では、競輪の「ライン」についてご紹介いたしました。
競輪は他の公営競技と違い、チームで戦うことが多い競技です。
ですが、最後の直線まで行くと選手たちの個人戦が始まるため、ラインで優位をとることが大切になってくるのです。
本記事で紹介した「ライン」を理解することで、競輪の面白さ、車券の的中率も上がるでしょう。
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