現地時間9月18日、米国・ベルモントパーク競馬場でジョッキークラブゴールドカップ(G1、ダート2000メートル)が行われる。日本時間では9月19日午前5時15分発走予定。総賞金100万ドルで、勝ち馬には10月31日のブリーダーズカップクラシックへの優先出走権が与えられる。今年は昨年のブリーダーズカップクラシック覇者フォーエバーヤングを中心に7頭立て。改修を終えた新ベルモントパークの再開初日を飾るメインレースとしても大きな注目を集める。

ジョッキークラブゴールドカップ2026 出走馬

馬名騎手
1バエザジュニア・アルバラード
2スターズアンドストライプスジョン・ヴェラスケス
3チャンクオブゴールドハイメ・トーレス
4フィリアスフォッグケンドリック・カームーシュ
5バニシングジョエル・ロザリオ
6レンダージャッジメントマニー・フランコ
7フォーエバーヤング坂井瑠星

当初有力候補だったソヴリンティは左後肢の蹄膿瘍のため回避。ナイトロジェンも別競走へ向かうことになり、フォーエバーヤングが実績面では明確な中心となった。

フォーエバーヤングは約半年ぶりでも地力最上位

フォーエバーヤングは2025年ブリーダーズカップクラシック覇者で、今年2月にはサウジカップを連覇。3月のドバイワールドカップではマグニチュードに1馬身差の2着だった。その後は休養し、今回が約半年ぶりの実戦となる。

通算15戦11勝で、2024年ケンタッキーダービー3着、同年ブリーダーズカップクラシック3着、2025年同レース1着と米国でも安定した成績を残している。距離2000メートルへの適性、海外輸送への強さ、G1での実績を考えれば能力比較では一枚上だ。

9月上旬にニューヨーク入りし、42時間の検疫を終えた後はベルモントパークのメイントラックとタペタコースで調整。陣営からは輸送後も落ち着いているとのコメントが出ており、9月15日には坂井瑠星騎手を背に最終追い切りを予定している。

不安材料を挙げるなら、今回はあくまでブリーダーズカップクラシックへ向けた前哨戦であることと、約半年の休み明けという点。能力だけなら最有力だが、100%の仕上げではない可能性は頭に入れておきたい。

最大の相手はフィリアスフォッグ

相手筆頭はフィリアスフォッグ。7月のサバーバンSではスタートから逃げると、後続を10馬身突き放して圧勝。自己最高となるベイヤースピード指数114を記録した。

ダート2000メートルでは4戦3勝と距離適性も高く、今回も主導権を握る可能性が高い。フォーエバーヤングが休み明けで反応に時間がかかるようなら、そのまま押し切るシーンも考えられる。

バエザは出遅れさえなければ怖い

バエザも軽視できない。昨年はケンタッキーダービー、ベルモントSで3着に入り、秋にはペンシルベニアダービーを制したG1馬。今年は勝利こそないものの、スティーブンフォスターS2着、ホイットニーS4着と一線級を相手に善戦している。

最大の問題はスタート。今季3戦はいずれも出脚が鈍く、今回はブリンカーを外して臨む。内枠1番だけに五分に出られれば好位を確保できるが、再び後手を踏めば展開的には厳しくなる。

バニシング、チャンクオブゴールドも展開次第

バニシングは3月のゴドルフィンマイルを制した実力馬。前走チャールズタウンクラシックでも2着に入っており、スピード能力は高い。1200~1800メートルまで幅広い距離で結果を残している一方、今回は2000メートルで最後までスタミナを保てるかがポイントとなる。

チャンクオブゴールドは昨年のウエストヴァージニアダービー勝ち馬で、前走アイスリンSはクビ差2着。今回はソヴリンティなどの回避を受けて追加登録された。先行力があり、フィリアスフォッグとバニシングに続く位置を取りそうだ。

スターズアンドストライプスは前走2800メートルのバードストーンSを勝利。今回は大幅な距離短縮となるが、スタミナ勝負になれば浮上する余地がある。レンダージャッジメントは前走条件戦2着からの格上挑戦で、後方から展開が崩れるのを待つ形になりそうだ。

展開予想|フォーエバーヤングには理想的な流れか

レースを引っ張るのはフィリアスフォッグが有力。チャンクオブゴールドとバニシングもスピードがあり、極端なスローペースにはなりにくい。

フォーエバーヤングは7番枠から無理にハナを奪う必要はなく、3~5番手付近で前を見る形が理想。フィリアスフォッグが一定のペースを刻み、バニシングやチャンクオブゴールドが早めにプレッシャーをかければ、直線でそれらを目標にできるフォーエバーヤングに展開が向く。

最大のポイントは坂井騎手がどこで動くか。休み明けだけに序盤から無理をせず、3~4コーナーで徐々に進出する形が自然だろう。フィリアスフォッグを早めに捕まえに行くと最後に脚を使わされる可能性があるため、直線入口まで余力を残せるかが重要になる。

現時点の評価は、本命フォーエバーヤング、対抗フィリアスフォッグ、単穴バエザ。以下バニシング、チャンクオブゴールドとみる。

日本でもJRAが馬券発売

今回のジョッキークラブゴールドカップはJRAでも馬券が発売される。発走予定は日本時間9月19日午前5時15分

発売される券種は「単勝」「複勝」「馬連」「ワイド」「馬単」「3連複」「3連単」の7種類。枠連とWIN5は発売されない。また海外競馬独立プール方式のため、米国現地のオッズとは異なる日本独自のオッズになる。

購入できるのは即PATのみで、A-PAT、JRAダイレクト、競馬場、ウインズ、UMACA、UMACAスマートでは購入できない。

発売開始は補欠馬の状況によって異なり、9月18日正午までに補欠馬がいなくなった場合は9月18日18時30分から。補欠馬が残っている場合は原則として9月19日0時30分からとなり、締め切りはいずれも発走予定時刻の2分前となる。

昨年のブリーダーズカップクラシックを制したフォーエバーヤングにとって、今回の最大目標はあくまで10月31日の連覇。しかしソヴリンティ回避後の7頭を見る限り、休み明けでも負けられない立場にある。新生ベルモントパーク最初のG1で世界王者としての強さを見せ、本番へ弾みをつけられるか注目したい。

 

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