九州地方
ボートレース若松(福岡県)
1952年11月11日、当時の若松市によって初開催が行なわれた。後に八幡、門司、戸畑、小倉市との合併により北九州市に引き継がれる。所有者は北九州市、施行者は北九州市・中間市行橋市競艇組合。
2004年5月1日より、「パイナップルナイター」ナイター競走を実施している。パイナップルの名前の由来は若松の松の英訳がパインでそれを親しみやすくするためにパイナップルとした。
その後、2008年3月より通年ナイター開催となった。これはボートレース蒲郡に次いで全国で2番目、西日本では初めてだった。
水面の特徴
競走水面は海で、水質は海水。水面はそれほど荒れる事はないが、洞海湾と直結しているため、冬場はやや荒れる事もある。
比較的穏やかな水面である一方で風や潮の影響を受けやすいからか、スタート事故がボートレース江戸川に次いで2位で、抜きの決まり手が全国でも多い傾向にある。
イン優勢の流れは全国のボートレース場と比較しても大差はないが、潮の満ち引きによって決まり手も変わるため、コース不問の多彩な決まり手が観られる。
・電車、新幹線
- 東京駅→小倉駅→折尾駅→奥洞海駅→ボートレース若松 約5時間30分
・飛行機
- 羽田空港→福岡空港→博多駅→折尾駅→奥洞海駅→ボートレース若松 約4時間
上記以外に各所から無料送迎バスの運行や船などのアクセス方法があります。
無料バスの運行表や詳しいアクセス方法はこちら
所在地: 〒808-0075 福岡県北九州市若松区赤岩町13−1
ボートレース芦屋(福岡県)
1952年11月7日に初開催された。施行者は芦屋町。
2010年7月9日からの開催で業界初モーニングレース「サンライズレース」を実施。なおGII以上のレースはこれまでと同じ昼間での開催となる。
これにより、隣のナイター競走を主に開催しているボートレース若松との併催時には、朝~昼はボートレース芦屋、昼~夜は移動してボートレース若松の両方のレースを楽しめるようになっている。
2010年以降、人口2万人以下の町村部の自治体では唯一のボートレース場である。
水面の特徴
競走水面はプールで、水質は淡水。小高い丘に囲まれている立地のおかげで風が立ちにくく、葦が自生しているため返し波が立ちにくい静水面のボートレース場である。
1コースの勝率は約60%以上となっており、全国のボートレース場の中ではインの勝率が非常に高い場として有名である。
また、静水面のため、スピードをつけたターンができる。そのため全国平均以上にまくり差しが決まりやすく、高配当での決着も少なからず見られる。
・電車、新幹線
- 東京駅→小倉駅→折尾駅→ボートレース芦屋 約5時間30分
・飛行機
- 羽田空港→福岡空港→博多駅→折尾→ボートレース芦屋 約3時間
折尾駅をはじめとして各所から無料送迎バスと無料タクシーが運行しています。
上記以外のアクセス方法と無料送迎バスなどの案内はこちら
所在地: 〒807-0133 福岡県遠賀郡芦屋町芦屋3540番地
ボートレース福岡(福岡県)
1953年9月26日に初開催された。施行者は福岡市と福岡都市圏広域行政事業組合。
福岡市の中心繁華街である天神から徒歩でわずか10分と近く、ボートレース平和島(東京都)と並んで「都市型ボートレース場」の代表格としてあげられる。
スタンドから競走水面を見ると、正面奧には福岡高速環状線、2マーク方向の奥には福岡PayPayドームが見る。さらに近くには福岡国際センターやマリンメッセ福岡等の施設もあるため、周辺施設や観光地へ足を運びやすいのも特徴の一つである。
水面の特徴
競走水面は海で、水質は海水または汽水。潮の干満によりレースの傾向が変わる。
第1ターンマーク部分のみが、福岡市を流れる那珂川の河口部に突き出ているという、全国的に見ても他に類がない特異な競走水面である。満潮時には第1ターンマーク付近で海水と淡水がぶつかり合うことで複雑なうねりが発生する。このため全国屈指の難水面としても有名。
イン逃げの勝率が全国と比べると低く、2-3コースの差しや捲りによる勝率が高い。
・電車、新幹線
- 東京駅→博多駅→天神駅→ボートレース福岡 約5時間30分
・飛行機
- 羽田空港→福岡空港→天神駅→ボートレース福岡 約3時間
ボートレース福岡は都市型ボートレース場のため、様々なアクセス方法があります。
上記以外のアクセス方法はこちら
所在地: 〒810-0071 福岡県福岡市中央区那の津1丁目7−5
ボートレースからつ(佐賀県)
1953年8月7日に初開催された。施行者は唐津市。
唐津市内のみならず福岡市方面や佐賀市方面からも多くのファンが訪れるため、それに対応できるよう広い駐車場と直行バスが確保・運行されている。
2021年11月27日に新スタンドと1Fコミュニティエリアとモーヴィからつがオープン。レース場としての機能は2階に集約し、1階は一般利用が可能なホールや音楽スタジオ・ボルダリング場などの遊び場の他フードコートやブックカフェが設置される。
水面の特徴
競走水面はプールで、水質は淡水または汽水。競走水面の大きさが特徴のひとつで、周辺は木や草で囲まれているため、競争水面は静水面である。
ピットから2マークまでの距離が178mと全国で一番長く、コース取りに大きく影響される。
年間通じて、風があり、風速と風向きによって決まり手が異なるケースが多い。弱い風の場合はイン優勢であり、向かい風になるとインの勝率が下がってセンターからアウトの差しや捲りが多い傾向にある。
・電車、新幹線
- 東京駅→博多駅→東唐津駅→ボートレースからつ 約7時間
・飛行機
- 羽田空港→福岡空港→筑前前原駅→東唐津駅→ボートレースからつ 約4時間
東唐津駅からボートレースからつまでは無料送迎バスが運行しています。
無料送迎バスの運行表と上記以外のアクセス方法はこちら
所在地: 〒847-0031 佐賀県唐津市原1116
ボートレース大村(長崎県)
1952年4月6日に初開催された。施行者は大村市。日本最南端かつ最西端の競艇場であり、国内で初めてボートレースが正式に始まったことからボートレース発祥の地として知られる。
場内に「発祥の地記念館」が設置されており、入場料無料で、ボートレースの歴史を分かりやすく学ぶことができる。2020年2月に、ボートレースを疑似体験できるVRアトラクションが新設された。
2020年度以降、従来ボートレース場別売上でトップだったボートレース住之江を抜き初のトップに立つ。以降ボートレース場別売上ランキングで首位を維持している。
水面の特徴
競走水面は海で、水質は海水。若干ではあるが干満差があり、干潮時は乗りやすいが、満潮時は水面にうねりが生じることがある。風は春夏秋は比較的穏やかな時が多いが、冬は追い風が吹くと荒れ水面になる。
出力低減モーター導入後は、ダッシュスタートが効きづらくなったこともあり、さらに「イン天国」が進んでいる。競艇場施行者側も「大村のインで勝負」と宣伝するなど、インコースに有力選手を配する本命番組を組む傾向が強い。そのため一年を通してインの勝率が60%を超えている。
・電車、新幹線
- 東京駅→博多駅→武雄温泉駅→新大村駅→ボートレース大村 約7時間
・飛行機
- 羽田空港→長崎空港→ボートレース大村 約2時間30分
新大村駅からボートレース大村までは無料タクシーが運行しています。
上記以外のアクセス方法や長崎空港からボートレース大村までタクシーを利用して入場される方にお得な情報も。詳しくはこちら
所在地: 〒856-0834 長崎県大村市玖島1丁目15−1
まとめ
本記事では、各ボートレース場へのアクセス方法と、各ボートレース場の特徴などをご紹介いたしました。
全国にボートレース場は24場あり、各場それぞれに特徴があります。
本記事をビッグレース開催時に、足を運ぶ際や予想をする際の参考にして、レースを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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