地方競馬・中央競馬で利用している競馬場は全国に25場あり、いずれかの競馬場でほぼ毎日レースが行われています。
本記事では、各競馬場へのアクセス方法と、各競馬場の特徴などをご紹介いたします。
※なお、本記事で紹介する各競馬場へのアクセス方法は、東京からのアクセスを基準にご紹介いたします。
北海道
帯広競馬場
かつてはホッカイドウ競馬とばんえい競馬を併催していたが、ホッカイドウ競馬が1997年をもって開催を終了したため、現在はばんえい競馬のみ開催している。
ただしホッカイドウ競馬や他地区の広域場外発売も引き続き行っているほか、2013年6月8日より日本中央競馬会(JRA)の場外発売も開始した。
ホッカイドウ競馬や他地区の広域場外発売時は「帯広場外発売所(おびひろじょうがいはつばいじょ)」、JRA場外発売時は「J-PLACE帯広(ジェイプレイスおびひろ)」の名称が併用される。
コース特徴
世界唯一のばんえい競馬は、ナイター開催も含めほぼ通年で開催しています。最高峰レース「ばんえい記念(BG1)」が行われます。
敷地内に併設された「馬の資料館」では、ばんえい競馬や馬文化の歴史を知ることができる。観光案内所も併設しており、毎日無料で公開している。
・飛行機
東京→羽田空港→新千歳空港→南千歳→帯広→帯広競馬場 約6時間
・電車
札幌→新札幌→帯広 約3時間
※現在帯広駅から帯広競馬場までの無料送迎バスの運行は中止しています。
徒歩またはタクシーなどの公共交通機関をご利用ください。
所在地: 〒080-0023 北海道帯広市西13条南9丁目1
門別競馬場
1997年12月に開場。1982年よりホッカイドウ競馬の門別トレーニングセンター(トレセン)として使用していた馬場などを約15億円かけて改修した。
土地所有者は一般社団法人北海道軽種馬振興公社(HRA)、施設所有者は第三セクターのホッカイドウ競馬振興株式会社。ホッカイドウ競馬は土地を無償貸借、施設は賃借して競馬を開催している。
コース特徴
ダート1周1600m右回りで、直線が長く、カーブが緩いため、追い込み馬でも届くコース。
馬産地・日高にある門別競馬場で開催されるホッカイドウ競馬は、夜空に輝く北斗七星にちなんだ「グランシャリオナイター」の愛称で呼ばれ、全日程ナイターを開催。夜になると、照明に照らされた地方競馬最大級のコースが馬産地の夜空に浮かび上がります。
・飛行機
東京→羽田空港→新千歳空港→南千歳→沼ノ端→門別競馬場前 約5時間
※現在札幌駅からの無料送迎バスの運行は中止しています。
所在地: 〒055-0008 北海道沙流郡日高町富川駒丘76−1−76−1
札幌競馬場
1907年10月に、桑園駅付近の現在地にて開設。施設所有者は日本中央競馬会 (JRA) で、ホッカイドウ競馬が開催していた際は施設をJRAから賃借していた。
JRAでは非開催時も場外発売所(場外発売時は「パークウインズ札幌」と呼称)として使用しているほか、トレーニングセールの会場としても使用される。
コース特徴
芝コース・ダートコースともに平坦な右回りコースで、全体として大きな高低差はなく、楕円形というよりも円形に近いコース。
競走馬を間近で見ることができる「はなみち」や、馬の放牧展示も行う「まきばガーデン」、ツリーハウスもある「キッズランド」など、競馬観戦のみならず家族で楽しめる設備が充実したレジャー施設だ。
・飛行機
東京→羽田空港→新千歳空港→札幌→桑園→札幌競馬場 約4時間30分
桑園駅、地下鉄二十四軒駅から札幌競馬場までは無料送迎バスが運行しています。
※無料の送迎バスは競馬開催期間中の土日に運行されます。
所在地: 〒060-0016 北海道札幌市中央区北16条西16丁目1−1
函館競馬場
1896年に開場され、日本に現存する競馬場としては最も長い歴史をもつ。
函館競馬場では1955年(昭和30年)より地方競馬(ホッカイドウ競馬)が開催され、中央競馬と併催されていたが、1992年(平成4年)以降は開催が休止された。
1997年(平成9年)に門別競馬場が新設されたことにより函館での開催権を返上し、函館でのホッカイドウ競馬は1998年(平成10年)に廃止された。
コース特徴
芝コースの1周距離は1626.6メートル、ダートコースは1475.8メートルと札幌競馬場(芝は1640.9メートル、ダートは1487メートル)より少し短いが、勝負どころのカーブを滑らかに回れるよう、3、4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。
・飛行機
東京→羽田空港→函館空港→競馬場前→函館競馬場 約3時間
函館空港からはタクシーや市電を利用して函館競馬場へお越しください。
所在地: 〒042-0935 北海道函館市駒場町12−2
岩手県
盛岡競馬場
1996年4月にJRA東京競馬場と姉妹提携を結び、交換競走として盛岡競馬場では「東京カップけやき賞」、東京競馬場では「オーロカップ(L)」が行われる。
コース特徴
地方競馬屈指の偉容を誇る場内はいつも競馬ファンがあふれ、内に1400mの地方初のターフコース、外に1600mのダートコースを配し、高低差約4mのコースはスタミナが鍵となるレースを展開がみられる。
毎年秋には、地方ダート界のマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ)」を開催しています。
・新幹線
東京→盛岡→盛岡競馬場 約3時間
盛岡駅から盛岡競馬場までは無料送迎バスが運行しています。
無料送迎バスの運行表はこちら
所在地: 〒020-0803 岩手県盛岡市新庄上八木田10−10−4
水沢競馬場
水沢競馬場は水沢公園周辺にあった旧水沢競馬場(1901年開場)が1965年に移転したもので、盛岡競馬場と共に岩手県競馬組合が主催している。
水沢競馬場では1993年12月に地方競馬の施設として初めて中央競馬の場外発売(スプリンターズステークス)が行われ、以来中央競馬の場外発売が行われている。初期の名称は水沢場外だったが、のちにウインズ水沢(水沢競馬場内)と変更された。
コース特徴
ダート1周1200m、高低差が0mの右回りコースであり、広く起伏に富んだ左回りの盛岡競馬場とは対照的といえるコース。
トウケイニセイやメイセイオペラ、トーホウエンペラーなどが過去に所属。トウケイニセイの業績をたたえて、岩手県競馬の年度末開催に「トウケイニセイ記念」という岩手県重賞を開催している。
・新幹線
東京→一ノ関→水沢→水沢競馬場 約2時間30分
水沢駅から水沢競馬場までは無料送迎バスが運行しています。
無料送迎バスの運行表はこちら
所在地: 〒023-0831 岩手県奥州市水沢姉体町字 阿久戸1−2
福島県
福島競馬場
開設は1918年(初開催は同年6月28日)で、1997年にリニューアルされた。所有者、主催者は日本中央競馬会。
毎年4・7・11月の3開催・20日間に渡って開催される。このうち、夏(7月)の開催は東日本地区の主場開催として開催される。
中央競馬を開催する競馬場では最も小さく、レースの大半を1勝クラス(旧500万円以下)条件戦と未勝利戦が占めている。ドイツ連邦共和国のバーデンバーデン競馬場と提携しており、交換競走も行われている 。
コース特徴
コースは右回り、芝の1周距離は1600メートル、ダートは1444.6メートルという福島は、JRA全場のなかで最もコンパクトな競馬場。コースには独特な起伏がつけられ、3、4コーナーにはスパイラルカーブを採用。
薄暮競走は行われていないが、2013年から第2回相当の7月の開催について、最終競走の発走を16時半に繰り下げて開催している。
・新幹線
東京→福島→競馬場前→福島競馬場 約2時間
仙台、会津若松・相馬等からも福島競馬場前までバスが出ています。
所在地: 〒960-8133 福島県福島市松浪町9−23
埼玉県
浦和競馬場
1947年10月5日に開場し、埼玉県浦和競馬組合が主催している。
戦後の現行競馬法に基づいて、地方公共団体の主催として最初に開催された、地方競馬の競馬場である。
コース特徴
浦和競馬場のコースは、1周1,200メートルで左回りの平坦なダートコース。
見所は3コーナーにある仕掛けどころの攻防。1,600メートルで開催されるレースでは、この3コーナーからスタートするため、 「日本一難しいスタート地点」と評する中央競馬の騎手もいるほどの難コースです。
住宅密集地にあり、光害・虫害の原因になる照明設備を備えなかった浦和競馬場では、代わりに薄暮競走が導入され、2005年度から実施されている。
・電車
東京→南浦和→浦和競馬場 約40分
南浦和駅から浦和競馬場までは無料送迎バスが運行しています。
無料送迎バスの運行はこちら
所在地: 〒336-0016 埼玉県さいたま市南区大谷場1丁目8−42
千葉県
船橋競馬場
1950年8月21日に開場。土地は株式会社よみうりランドが所有し、千葉県競馬組合が主催している。
2015年から「ハートビートナイター」としてナイター競馬が始まる。毎年、ゴールデンウィークには春のダートマイル王決定戦となる「かしわ記念(JpnⅠ)」を開催している。
コース特徴
ダート1周1400m左回りで、内回り、外回りの2種類のコースがあり、コーナーの内外に高低差を付けたスパイラルカーブを採用した南関東4競馬場で唯一のコース。
コーナーの内外に高低差を付けることにより、各馬の有利・不利をなくしている。また、騎手から「非常に乗りやすいコース」と評価されている。
2006年からは薄暮競走が行われており、2012年6月18日の開催から「オレンジレース」と愛称をつけた。
2014年7月29日に千葉県競馬組合がナイター競走を導入することを発表し、2015年春に設備を完成させ、同年6月15日よりナイター競走を開始した。
・電車
東京→南船橋→船橋競馬場 約40分
※無料送迎バスの運行はありません
所在地: 〒273-0013 千葉県船橋市若松1丁目2−1
中山競馬場
1907年に作られた松戸競馬場が前々身にあたる。
中山村に移転した1920年には中山競馬倶楽部と名称が改められ、1927年に少し北東側の東葛飾郡葛飾村大字古作に馬場が移された。その後、1937年に日本競馬会(現在の日本中央競馬会)へ統合、中山競馬場として発足した。
コース特徴
主要4場の中では最も直線が短く小回りなコースで、主要4場以外と比較した場合でも、内回りコースの1周距離は札幌競馬場 (1640.9メートル)とほぼ同じ。
2つのコースは2コーナーで分岐し、3コーナーで再び合流。もともとは3コーナーから向正面奥にかけて新設された芝1200メートル用の走路を、その後、さらに延伸して2コーナーにつなげ、現在のレイアウトになった。
コース全体の高低差は芝コースで5.3メートルあり、これはJRAの競馬場の中では最大となる。ダートコースも全体の高低差が4.5メートルとなっている。ゴール前では残り180メートルから70メートルの地点に高さ2.2メートルの上り勾配がある。JRAではこれを「急坂」と称しており、ゴール前の逆転劇につながるとしている。
・電車
東京→船橋法典→中山競馬場 約1時間
※無料送迎バスの運行はありません。
所在地: 〒273-0037 千葉県船橋市古作1丁目1−1
東京都
大井競馬場
1950年(昭和25年)5月に開場。同年8月には特別区に対し競馬開催が認可され、10月に設立された特別区競馬組合により、11月に第1回区営競馬が開催された。
地方競馬最大規模の競馬場。ハイセイコーやイナリワンなど数多くの名馬を輩出してきた。夏は帝王賞、年末には東京大賞典といったダート競馬最高峰の戦いが行われる。
コース特徴
ダート1周は1600mで、現在において世界で唯一の左右両回りコース。地方競馬最長を誇る最後の直線では、後方からの直線一気が見られるケースもある。
大井競馬場では、3月下旬から12月上旬の間トゥインクルレースとしてナイター競馬が施行されている。2010年は上記の期間に加え12月24日・25日の2日間もナイター競馬が施行された。2012年も上記期間に加え12月27日・28日に「年忘れカウントダウントゥインクル」としてナイター競馬が施行された。
・電車
東京→浜松町→大井競馬場前→大井競馬場 約20分
東京→大井町→大井競馬場 約30分
大井町駅から大井競馬場までは無料送迎バスの運行があります。
無料送迎バスの運行はこちら
所在地: 〒140-0012 東京都品川区勝島2丁目1−2
東京競馬場
東京競馬場の前身は目黒競馬場である。
1933年11月8日に開場。施行者ならびに管理者は日本中央競馬会である。10日後の11月18日に東京競馬場での初めての開催を行い、目黒競馬場は完全閉場となった(目黒記念は目黒競馬場にちなんでいる)。
所在地から府中競馬場(ふちゅうけいばじょう)とも通称される。
コース特徴
コースは左回りで、芝の1周距離は2083.1メートル、直線の長さは525.9メートル。幅員も最大41メートルと非常に広い。
日本ダービーやジャパンカップをはじめ、数々のビッグレースが行われる東京競馬場は、1990年5月27日の第57回東京優駿(日本ダービー)当日には史上最高の入場者19万6517人を集めた。日本競馬の「顔」と呼ぶにふさわしいスケールの大きな競馬場である。
・電車
東京→立川→府中本町→東京競馬場 約1時間
※南門は利用できません。
所在地: 〒183-0024 東京都府中市日吉町1−1
神奈川県
川崎競馬場
川崎競馬場は1949年に開設され1950年から競馬が開催されている。
土地の所有者は株式会社よみうりランド、主催者は神奈川県川崎競馬組合。
1967年度まで横浜市営競馬及び平塚市営競馬、2000年度まで神奈川県営競馬及び川崎市営競馬が行われ、かつては自治体ごとに別々に主催していたが、2001年度以降は神奈川県川崎競馬組合営競馬として開催されている。
コース特徴
ダート1周1200m左回りで、直線300mでタイトなコーナーなので、駆け引きが楽しめるレース展開が予想されます。
競馬場としてはコースの奥行きが無い構造である事から、向正面や3コーナーなどの仕掛け所をスタンドから一目瞭然に見渡す事が可能である。その為、仕掛けやハンドリングについて騎手の巧拙がはっきりと観客の目にも判るという特徴がある。
またコーナーが極めてきつく人気馬であっても勝利させるには高い騎乗技術が必要であり、馬の能力と同様に騎手の腕も大きく問われる。
・電車
東京→川崎→川崎競馬場 約30分
無料送迎バスの運行はありません。
徒歩かバスやタクシーなどの公共交通機関を利用してお越しください。
所在地: 〒210-0011 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目5−1
新潟県
新潟競馬場
1965年5月現在地に移転。15日に完工式が行われた。競馬場及び厩舎等の敷地全体は新潟市にもまたがっていたため移転に伴い新たに豊栄町(のちの豊栄市)が競馬場所在市区町村として開催権を得たが、新潟市の競馬場所在市町村としての開催権も存続した。
同時に中央競馬主催による開催が復活。県競馬の開催もスケジュールを調整し、引き続き行われることとなった。
薄暮競走は現在行われていないが、2012年以降は、7-9月の第2回開催の第12競走を16:30に繰り下げる形での開催を行う。
コース特徴
国内初となる直線コース(芝1000メートル)を新設したうえに、従来の右回りを左回りに作り変えるという大掛かりなコース改造工事が竣工した2001年夏以降、新潟は多彩な顔を持つ競馬場に生まれ変わった。
日本最大のスケールを誇る芝・外回りコース。2223メートルという1周距離は日本最長、658.7メートルという直線も、東京のそれより130メートル余りも長い。
・新幹線
東京→新潟→新潟競馬場前→新潟競馬場 約3時間30分
無料駐車場があるため、お車での来場者も多い。
所在地: 〒950-3301 新潟県新潟市北区笹山3490
石川県
金沢競馬場
1931年、石川郡戸板村(現在の金沢市入江・新神田付近)に開場し、石川県畜産組合連合会の主催で行われていた。
1970年より石川県と金沢市がそれぞれ別々に主催者として開催するようになる。
コース特徴
フルゲート12頭、全長1200m、幅員20m、右回りのダートコースで高低差はなく、直線距離は236m。4つのコーナーすべてにポケットを設けているのが特徴で、日本海側にある唯一の地方競馬場。
毎年、秋には中距離路線の古豪が集う「白山大賞典(JpnⅢ)」を開催しています。
・新幹線
東京→金沢→金沢競馬場 約4時間
金沢駅より無料送迎バスの運行があります。
無料送迎バスの運行についてはこちら
所在地: 〒920-3105 石川県金沢市八田町西1
岐阜県
笠松競馬場
1935年に開場し、土地の所有者、主催者はともに岐阜県地方競馬組合。
昭和から平成にかけて「怪物」フェートノーザン、「名馬」オグリキャップや「女傑」マックスフリート、その後もオグリローマン・ライデンリーダー・レジェンドハンター・ラブミーチャンなどを輩出しており中央地方の枠を超えて注目を集めることが多い競馬場の一つである。
コース特徴
コース内にパドックがある作りになっている。
ダート1周1100mで小回りコースのため、コーナーを使っての追い込みが難しいコース。馬場は極めて良好な砂で、脚抜きや水はけが良いことが特徴。
・電車
東京→名古屋→名鉄名古屋→笠松→笠松競馬場 約2時間30分
※ミュースカイは笠松駅に停車しません。
所在地: 〒501-6036 岐阜県羽島郡笠松町若葉町12
愛知県
名古屋競馬場
1949年6月、名古屋市に開場。2022年3月22日、弥富市に移転。土地の所有、主催は移転後も愛知県競馬組合が行っている。
2005年から個人協賛競走が取り入れられた。これは現在廃止された上山競馬場・高崎競馬場に続くものである。
コース特徴
1周1,180mのダートコース。第3、第4コーナーは、入口から出口にかけて半径が小さくなるスパイラルカーブを採用。またホームストレッチは約240m。
テラス席からはパドックを一望でき、ホースビューコリドーを屋内から観覧できる。
・新幹線
東京→名古屋→名古屋競馬場 約2時間30分
名古屋駅から名古屋競馬場までは無料送迎バスが運行しています。
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所在地: 〒498-0065 愛知県弥富市駒野町1
中京競馬場
1953年8月に開場、土地の所有者は名古屋競馬株式会社。主催者は日本中央競馬会。
競馬だけではなく、子供がのびのび遊べる馬場内遊園地や、ポニーに乗れるポニーリンクなど、家族で楽しめる施設も充実しています。
コース特徴
高松宮記念、チャンピオンズCと2つのGⅠが組まれている中京は左回りの競馬場。
芝コースの1周距離は1600メートルから1705.9メートル。直線の長さは313.8メートルから412.5メートル。
一方、ダートコースの1周距離も1530メートルと、東京、京都に次いで全場3位、直線の長さは410.7メートルと東京に次いで長い。“標準以上にサイズが大きい競馬場”。
芝、ダートともに“差し、追い込み馬が水準以上に活躍”している。
・電車
東京→名古屋→名鉄名古屋→中京競馬場前→中京競馬場 約3時間
中京競馬場前駅から中京競馬場までは徒歩で約10分ほどだが、雨天時も道に屋根がついている。
所在地: 〒470-1132 愛知県豊明市間米町敷田1225
京都府
京都競馬場
1925年12月1日に前身の須知競馬場より移転し開場。土地の所有、主催は日本中央競馬会が行っている。
2020年11月から2023年4月までは大規模な改修工事のため、競走は行われず、開催予定であったレースは他場で行われた。
また、スタンド周辺の施設に“史上最強のステイヤー・メジロマックイーン”や“坂路の申し子・ミホノブルボン”などと戦った、GⅠ3勝のステイヤー・ライスシャワーの魂が眠る石碑がおかれている。
コース特徴
阪神や中山と同様、内回りと外回りから成る。この2つのコースは3コーナーで分岐し、4コーナーで合流するレイアウト。一方で2コーナーの奥にはバックストレッチに連なる長い引き込み線が設けられており、外回りの芝1600メートルと芝1800メートル、内回りの芝1600メートルは、向正面左手の奥深い地点からスタートを切ることになる。
京都競馬場の“名物”といえるのが3コーナーの坂だ。外回りコースの場合、コースの高低差は4.3メートルにも及び、向正面の半ばから3コーナーにかけて上り、4コーナーにかけて一気に下るレイアウトである。
そのため、3000メートル級の長距離戦では、自然に勢いがついてしまう1周目の坂の下り→スタンドからの大歓声を浴びるホームストレッチと続く場面で、折り合いを乱さずスタミナを温存できるかが重要なポイントとなる。
・新幹線
東京→京都→近鉄丹波橋→丹波橋→淀→京都競馬場 約3時間
淀駅から京都競馬場までは徒歩約3分ほどで到着します。
所在地: 〒612-8265 京都府京都市伏見区葭島渡場島町32
兵庫県
姫路競馬場
前身の淡路競馬場が廃止された際に、それに代わる形で1949年9月28日に開場。土地の所有、主催は兵庫県競馬組合が行っている。正式名称は姫路公園競馬場。
姫路公園競馬場の名の通り競馬場全体が公園となっており、コース内側は場外発売時の駐車場やイベント等に対応可能な芝生広場、児童遊園が整備され、馬場内公園への入り口も設けられている。
コース特徴
1周1200m右回りで、直線230mで高低差0mのダートコースで、地方競馬では一般的なサイズの競馬場。
園田競馬場と競走馬が行き来し交互に開催している。だが、開催日は園田競馬場に比べて圧倒的に少なく、本拠点を置いている厩舎もない。
・新幹線
東京→姫路→姫路競馬場前→姫路競馬場 約4時間
所在地: 〒670-0882 兵庫県姫路市広峰2丁目7−80
園田競馬場
1930年12月15日に開場。土地の所有者、主催は姫路競馬場と同じく兵庫県競馬組合。
大阪(伊丹)空港が近く、間近を旅客機が離発着している。
コース特徴
1周1051mで日本の競馬場としては、1周の距離が短い小回りダートコース。向正面から3角にかけて高低差1.2mの登り坂があります。
ゴール前の直線(213m)以外は、ほとんど直線が見られないため、内枠の逃げ、先行馬に有利な競馬場となっている。
向正面から3コーナーにかけては高低差1.23mの坂があり、仕掛けのタイミングが勝敗を分けるポイントとなる。
・新幹線
東京→新大阪→尼崎→園田競馬場 約3時間
尼崎駅から園田競馬場までは無料送迎バスが運行しています。
無料送迎バスの運行はこちら
所在地: 〒661-0951 兵庫県尼崎市田能2丁目1−1
阪神競馬場
1949年12月3日に開場。土地の所有と主催は日本中央競馬会が行っている。
嘗てはアメリカ合衆国・イリノイ州のアーリントンパーク競馬場(2021年閉場)と姉妹提携を結んでおり、同場では阪神カップ (Hanshin Cup; GIII)が開催されていた(2022年からはチャーチルダウンズ競馬場で開催されている)。
一方阪神競馬場では現在でもアーリントンカップ (GIII)として開催されている。
コース特徴
内回りコースの1周距離は1689メートルと標準的なサイズながら、新設された外回りコースの1周距離は2089メートル。右回りの競馬場の中では日本最長で、東京競馬場をも上回る。
外回りコースの特徴はバックストレッチが非常に長く、3、4コーナーのカーブもゆったりしている。さらに外回りコースの直線は473.6メートルと右回り最長で、ゴール前には急坂も設けられている。
サイズは標準的で決して小さいわけではない内回りコース(直線の長さは356.5メートル)だが、外回りはより“紛れ”が生じにくく、馬の実力がストレートに反映されるコースである。
・電車
東京→新大阪→宝塚→仁川→阪神競馬場 約4時間
仁川駅から阪神競馬場までは専用地下道、専用通路(サンライトウォーク)で徒歩約5分。
所在地: 〒665-0053 兵庫県宝塚市駒の町1−1
高知県
高知競馬場
1985年4月1日に開場。主催者は高知県競馬組合。
2003年後半から生涯成績113戦0勝。1勝も挙げずに負け続けたハルウララが話題となる。
2006年にはエスケープハッチ(1962年のNAR発足以降)が地方競馬平地競走歴代最多勝新記録(47勝)を達成した。2007年にはオースミレパードがサラブレッド最高齢勝利を達成。ほかにもナムラコクオーやイブキライズアップ、2011年にNAR発足以降のサラブレッド最多勝新記録(44勝)を達成した(通算45勝の)オリジナルステップなど、話題を呼ぶ馬が割と頻繁に登場している。
コース特徴
1周1100m右回りで、1、2コーナーの半径が3、4コーナーに比べて小さいのが特徴的で、コースの内ラチ沿いの砂が特に深いため、内を開けてレースをする傾向がある。
また、最後の直線は200mのため、逃げ・先行馬が有利な傾向にある。
・新幹線
東京→岡山→高知→高知競馬場 約6時間30分
・飛行機
東京→羽田空港→高知空港→高知→高知競馬場 約3時間30分
高知駅から高知競馬場までは無料送迎バスの運行があります。
無料送迎バスの運行はこちら
所在地: 〒781-0271 高知県高知市長浜宮田2000
福岡県
小倉競馬場
1931年7月4日に開場。土地の所有者、主催は日本中央競馬会が行っている。
2005年度から夏季開催では薄暮競走を実施していたが、2011年以後、東日本大震災に伴う省エネ対策として行われていない。
コース特徴
1615メートルという芝コースの1周距離は、福島競馬場に次ぐ小ささ。2コーナーに小高い丘が設けられている。
芝コースは3、4コーナーにスパイラルカーブが導入されており、直線は平たん。2コーナー奥のポケット地点からスタートした後、ゴールまで上り勾配を走る局面がほとんどない芝1200メートルでは特に“スピードの絶対値”が問われるレース展開になる。
ダートコースは1周距離が1445.4メートル、直線の長さは291.3メートルで、福島とほぼ同じサイズ。全体の高低差は2.9メートル、2コーナーの丘から4コーナーにかけて下り、残り400メートル地点から直線にかけて緩やかな上り勾配が続く。
・新幹線
東京→小倉→競馬場前→小倉競馬場 約5時間
・飛行機
東京→羽田空港→福岡空港→博多→小倉→競馬場前→小倉競馬場 約5時間
競馬場前駅から小倉競馬場までは徒歩で約10分ほどです。
所在地: 〒802-0841 福岡県北九州市小倉南区北方4丁目5−1
佐賀県
佐賀競馬場
1972年7月1日に開場。土地の所有、主催は佐賀県競馬組合が行っている。
2011年までは荒尾競馬場と共に「九州競馬」を構成しており、レース日程の調整や相互の場間場外発売、人馬の交流などが行われていた。
荒尾競馬が廃止されたことで九州島内で唯一の地方競馬となり、競走馬が増えるなど状況の好転を見せている。
コース特徴
1周1100mの右回りで直線距離は200m、高低差は1mとほとんど平坦と地方競馬でも小さめのダート競馬場。 佐賀競馬場の砂はほかの競馬場に比べて粒が大きく、パワーがある馬のほうが有利という傾向がある。
しかし、コース全長が1,100m、そのため、直線勝負の追い込み馬は不利。
・新幹線
東京→博多→新鳥栖→佐賀競馬場 約6時間
・飛行機
東京→羽田空港→福岡空港→博多→鳥栖→鳥栖駅前→佐賀競馬場 約4時間30分
新鳥栖駅から佐賀競馬場まではタクシーで10分ほどです。
上記のアクセス方法の詳細はこちら
所在地: 〒841-0073 佐賀県鳥栖市江島町字西谷3256−228
まとめ
本記事では、各競馬場へのアクセス方法と、各競馬場の特徴などをご紹介いたしました。
全国に競馬場は25場あり、各場それぞれに特徴があります。
また、中央競馬と地方競馬では主催が異なり、主にGIなどの大きなレースは中央競馬で行います。
しかし、オグリキャップやハイセイコー、ハルウララなどのアイドルホースが地方競馬で生まれていることから、地方競馬のレースも注目が集まっています。
「当たるんです」とは?
「当たるんです」は経済産業省が所管する小型自動車競走法に基づき地方自治体が主催するオートレースをロトくじ感覚で楽しめる重勝式投票券です。
「当たるんです」の売上は、当選者への払戻金のお支払いや、サイト及び関連システムの運営に関わる必要経費を差し引き、地方財政への貢献、機械工業の振興、社会福祉の増進に役立てられています。
・本当に当たる?当たるんですで毎回当選者が誕生する仕組みをご紹介