【ジ・エベレスト2026結果速報】カーインライジング敗れる!テンプテッドが前年2着から雪辱、世界最強スプリンターは2着

10月17日(土)、オーストラリア・ロイヤルランドウィック競馬場で行われた「ジ・エベレスト(G1・芝1200m)」は、地元オーストラリアのテンプテッドが優勝。前年覇者で世界最高評価を受けるカーインライジングを破り、2025年の2着から見事な雪辱を果たした。カーインライジングは道中5~6番手の外を追走し、直線でも外から懸命に伸びたが2着。22連勝とジ・エベレスト連覇はならず、続いていた連勝記録は「21」でストップした。
目次
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| 着順 | 馬名 | 騎手 | 調教師 |
|---|---|---|---|
| 1着 | テンプテッド | C.スコフィールド | C.マー |
| 2着 | カーインライジング | Z.パートン | D.ヘイズ |
| 3着 | ジョリースター | J.マクドナルド | C.ウォーラー |
※レース直後の速報。
テンプテッドが前年の雪辱、好位内から先に抜け出す
レースを制したのは4歳牝馬テンプテッドだった。1番ゲートからスタートすると、これまでのように後方まで下げる形ではなく、道中は好位の内でロスなく追走。直線へ向くとカーインライジングより先に進路を確保し、内から鋭く抜け出した。
前走プレミアステークスでは後方から豪快な末脚を使って約3馬身差の圧勝を見せていたが、今回は枠順を生かして前目で運ぶ競馬。位置取りが変わっても同じように鋭い加速を見せたことで、スプリンターとしての完成度の高さを証明した。
2025年のジ・エベレストでは3歳牝馬としてカーインライジングに1馬身余り及ばず2着。しかし、その後は2026年に入って無敗を続け、エスキモープリンスS、サラウンドS、アローフィールド3歳スプリント、コンコルドS、プレミアSと5連勝して再び大舞台へ戻ってきた。
そして6連勝目が世界最高峰のジ・エベレスト。前年から成長した姿を最高の舞台で示した。
カーインライジングは外から追い込むも2着
連覇を狙ったカーインライジングは11番ゲートからスタート。外枠から無理にハナを奪うことはせず、道中は5~6番手付近の外。大きな不利を受けることなく進んだものの、終始外を回る形となった。
直線ではZ.パートン騎手が追い出すが、馬場に脚を取られて思うように脚を伸ばせず。残り100mを過ぎてから急伸し前を行くテンプテッドとの差を詰めたものの、今回は先に抜け出した相手を捕らえるまでには至らず2着となった。
前年はテンプテッドを退けて香港調教馬として初めてジ・エベレストを制覇。今年9月の香港シーズン初戦でもシャティン1200mを1分06秒11という驚異的なレコードで走破し、21連勝でオーストラリアへ乗り込んでいた。
市場でも1.5倍前後の圧倒的な1番人気。しかし今年は外枠に加え、開催週に降った雨によるソフト馬場という条件も加わった。陣営は開催前から「硬く速い馬場の方が合う」と話しており、カーインライジングにとってベストとは言えないコンディションだったことも結果を考えるうえでポイントになりそうだ。
「内のテンプテッド」と「外のカーインライジング」が明暗
レース前から大きな焦点だったのが枠順と馬場だった。
テンプテッドは絶好の1番ゲート。一方、カーインライジングは11番ゲートと外枠。カーインライジングほどのスピードがあれば外枠自体を克服できると見られていたが、ソフト馬場で外々を回る形になったことで、内をロスなく進んだテンプテッドとの位置取りの差が最後まで影響した。
しかもテンプテッドはソフト馬場を苦にしないタイプ。今年のプレミアSもソフト馬場で圧勝しており、開催前から雨が降ればカーインライジングとの差が縮まる可能性が指摘されていた。
結果的にはその条件を最大限に生かした形となった。
テンプテッドは2026年6戦6勝、G1・2勝目
今回の勝利でテンプテッドは2026年に入って6戦6勝。2月のサラウンドSでG1初勝利を挙げ、今回のジ・エベレストが2つ目のG1タイトルとなった。前年のジ・エベレスト2着を含め、世界トップクラスのスプリンターとしての評価を決定的なものにしたといえる。
2025年時点ではカーインライジングに挑戦する「若い3歳牝馬」だったが、1年を経て完全に立場を変えた。
カーインライジングの連勝は「21」でストップ
カーインライジングにとっては久々の黒星となった。
ジ・エベレスト連覇を達成すれば、2017、2018年のレッドゼル以来となる史上2頭目の大会連覇。さらに22連勝という大記録も懸かっていたが、今回はテンプテッドの成長とレース運びが一枚上だった。
それでも外から最後まで脚を伸ばして2着を確保。条件が完全には向かなかった中でも崩れなかったことから、世界最高峰のスプリンターとしての評価が一戦だけで大きく揺らぐことはないだろう。
2025年はカーインライジング、テンプテッドの順。今年はテンプテッド、カーインライジングの順――。1年越しの再戦は、地元オーストラリアの新女王が世界王者を逆転する劇的な結末となった。
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