世界各国のトップホースが集結するアメリカ競馬の祭典「ブリーダーズカップ・ワールドチャンピオンシップ」が、2026年10月30日(金)・31日(土)の2日間、ケンタッキー州のキーンランド競馬場で開催される。2026年は第43回大会。全部で14のG1競走が行われ、ダート、芝、スプリント、マイル、中距離、2歳戦まで幅広いカテゴリーの世界王者が決まる。日本からは前年のブリーダーズカップクラシックを制したフォーエバーヤングが連覇を目指しており、例年以上に注目度の高い大会となりそうだ。

2026年ブリーダーズカップ開催概要

項目内容
開催日2026年10月30日(金)・31日(土)
開催場キーンランド競馬場
所在地アメリカ・ケンタッキー州レキシントン
開催回数第43回
G1競走数14競走
賞金・各種アワード総額3,400万ドル超
プレエントリー締切10月19日
レース順・発走時刻発表10月21日

キーンランドでの開催は2015年、2020年、2022年に続いて4回目。「Horse Capital of the World」と呼ばれるケンタッキー州レキシントンを代表する競馬場で、ダートと芝の両コースを使用する。

10月30日は「フューチャースターズフライデー」

初日の10月30日は、2歳馬だけによる「Future Stars Friday」。翌年のアメリカクラシックや欧米のG1戦線を目指す若駒が集まる。

競走条件・距離賞金
BCジュヴェナイルターフスプリント2歳・芝1100m100万ドル
BCジュヴェナイル2歳牡馬・セン馬・ダート1700m200万ドル
BCジュヴェナイルターフ2歳牡馬・セン馬・芝1600m100万ドル
BCジュヴェナイルフィリーズ2歳牝馬・ダート1700m200万ドル
BCジュヴェナイルフィリーズターフ2歳牝馬・芝1600m100万ドル

中でもBCジュヴェナイルは、翌年のケンタッキーダービーを占う重要な2歳G1として注目される。

10月31日は古馬を含む9つのG1

2日目にはブリーダーズカップの中心となる9競走を開催する。

競走距離賞金
BCフィリー&メアスプリントダート1400m100万ドル
BCフィリー&メアターフ芝1900m200万ドル
BCディスタフダート1800m200万ドル
BCターフスプリント芝1100m100万ドル
BCマイル芝1600m200万ドル
BCターフ芝2400m500万ドル
BCスプリントダート1200m200万ドル
BCダートマイルダート1600m100万ドル
BCクラシックダート2000m700万ドル

最高賞金はメインレースのBCクラシックで700万ドル。芝の最高峰BCターフも500万ドルと高額で、欧州からも一流馬が遠征する。

最大の注目はフォーエバーヤングのクラシック連覇

日本から最大の注目を集めるのがフォーエバーヤングだ。

2025年のBCクラシックでは日本調教馬として史上初めて同レースを制覇。2026年も9月18日のジョッキークラブゴールドカップを勝利し、連覇へ向けて順調に結果を残している。

9月末に行われたBCクラシックのフューチャー・ウェジャーでは5/2(約3.5倍相当)の1番人気。前年のケンタッキーダービー、ベルモントSを制したソヴリンティなどを抑えて最も高い支持を集めている。

ブリーダーズカップクラシック連覇となれば、日本競馬にとって再び大きな歴史となる。

ディープモンスターもBCターフ候補

ブリーダーズカップ公式サイトではディープモンスターもBCターフの出走候補として掲載されている。

2026年はカタールのH.H.ジ・アミールトロフィーを制し、香港のチャンピオンズ&チャターカップでも3着。2400mの国際競走で結果を残しており、出走が実現すれば芝2400mの世界トップクラスを相手にどこまで戦えるか注目される。

ただし、10月6日時点では正式な出走馬はまだ決まっていない。プレエントリー締切は10月19日となっており、日本馬を含めた最終的な参戦メンバーは今後明らかになる。

「Win and You’re In」で世界各国から強豪が集結

ブリーダーズカップでは世界各国に「Breeders’ Cup Challenge Series」が設定されている。

対象レースの勝ち馬には各カテゴリーのブリーダーズカップへの優先出走権が与えられる「Win and You’re In」方式を採用。アメリカ国内だけでなく、日本、欧州、香港、南米、南アフリカなど世界各地の主要競走がシリーズに組み込まれている。

そのためブリーダーズカップは、単なるアメリカ国内のチャンピオン決定戦ではなく、ダート・芝の双方で世界中のトップホースがぶつかる国際競走シリーズとなっている。

日本での馬券発売は?

JRAでは2026年について、10月31日に行われるBCクラシック、BCターフ、BCディスタフ、BCマイル、BCスプリントなど2日目の9競走すべてを海外馬券発売の指定競走としている。

ただし、指定競走になっていることと実際のJRA発売決定は別で、正式な発売については農林水産大臣の認可後に改めて発表される。現時点では「JRAで発売可能な対象競走」と考えておきたい。

現地10月31日のレースは時差の関係から、日本では主に11月1日(日)未明~早朝の観戦となる見込み。正式な発走時刻は10月21日に発表予定だ。

2021年にラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌが日本調教馬として初勝利を挙げ、2025年にはフォーエバーヤングが最高峰BCクラシックを制覇。日本競馬との距離が急速に縮まっているブリーダーズカップで、2026年はどのような歴史が生まれるのか注目したい。

 

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