アメリカ競馬最大級の祭典「ブリーダーズカップ」。近年は日本調教馬の参戦が当たり前となり、2021年のラヴズオンリーユー、マルシュロレーヌによる歴史的2勝、そして2025年にはフォーエバーヤングが最高峰のブリーダーズカップクラシックを制覇した。日本馬はどのようにアメリカ最高峰へ近づいてきたのか、主な過去結果を振り返る。

日本調教馬のブリーダーズカップ主な成績

年馬名出走レース着順ポイント
1996タイキブリザードBCクラシック13着日本調教馬としてBC初出走
1997タイキブリザードBCクラシック6着2年連続挑戦で大きく前進
2004パーソナルラッシュBCクラシック6着3歳馬としてダート最高峰へ挑戦
2010レッドディザイアBCフィリー&メアターフ4着日本牝馬が芝G1で上位進出
2012トレイルブレイザーBCターフ4着芝2400mの最高峰で健闘
2021ラヴズオンリーユーBCフィリー&メアターフ1着日本調教馬初のBC制覇
2021マルシュロレーヌBCディスタフ1着同日に日本馬2勝、ダートでも歴史的快挙
2023デルマソトガケBCクラシック2着当時の日本馬クラシック最高成績
2023シャフリヤールBCターフ3着欧米の芝強豪相手に好走
2023ウインマリリンBCフィリー&メアターフ4着引退前の海外遠征で健闘
2023ソングラインBCマイル5着日本マイル女王が米国G1へ挑戦
2024ローシャムパークBCターフ2着勝ち馬レベルスロマンスとクビ差
2024シャフリヤールBCターフ3着2年連続3着
2024フォーエバーヤングBCクラシック3着3歳で世界最高峰ダートG1に好走
2024テンハッピーローズBCマイル4着ヴィクトリアマイル覇者が健闘
2025フォーエバーヤングBCクラシック1着日本調教馬初のBCクラシック制覇

始まりは1996年のタイキブリザード

日本調教馬として初めてブリーダーズカップへ出走したのはタイキブリザード。1996年、カナダ・ウッドバイン競馬場で行われたBCクラシックに岡部幸雄騎手とのコンビで挑戦し、13着だった。

翌1997年にも再挑戦し、今度は6着まで順位を上げた。現在のように日本馬の海外遠征ノウハウが確立されていなかった時代だけに、この2年間の挑戦は後の日本競馬にとって大きな一歩だった。

その後も2004年のパーソナルラッシュがBCクラシック6着、2010年にはレッドディザイアがBCフィリー&メアターフ4着。2012年にはトレイルブレイザーがBCターフで4着に入り、日本の芝馬もアメリカで通用する可能性を示していった。

2021年、日本競馬史が変わった1日

最大の転機となったのが2021年のデルマー開催だった。

まずBCフィリー&メアターフでラヴズオンリーユーが勝利。直線で馬群の間を割って抜け出し、日本調教馬として史上初のブリーダーズカップ制覇を成し遂げた。

さらに同日のBCディスタフではマルシュロレーヌが大波乱を演出。アメリカの一流ダート牝馬を相手に接戦を制し、日本馬がまさかの同日2勝を記録した。

ラヴズオンリーユーは芝、マルシュロレーヌはダート。全く異なるカテゴリーで同日に勝利したことは、日本競馬の海外評価を大きく変える出来事となった。

2023~2024年は「勝てる場所」へ

2023年にはデルマソトガケがBCクラシックで2着。当時の日本調教馬として同レース最高着順を記録した。さらにBCターフではシャフリヤールが3着、BCフィリー&メアターフでウインマリリンが4着、BCマイルでソングラインが5着と複数カテゴリーで上位争いに加わった。

翌2024年はさらに結果が向上する。BCターフではローシャムパークがレベルスロマンスにクビ差まで迫る2着、シャフリヤールが3着となり、日本馬が2、3着を占めた。

BCクラシックでも3歳のフォーエバーヤングがシエラレオーネ、フィアースネスに続く3着。前年のデルマソトガケに続き、2年連続で日本馬がクラシックの馬券圏内に入った。

2025年フォーエバーヤングがついにBCクラシック制覇

そして2025年11月1日、長年の挑戦が最高の形で実を結ぶ。

前年3着だったフォーエバーヤングが再びデルマーのBCクラシックへ出走。坂井瑠星騎手とのコンビでシエラレオーネ、フィアースネスら世界最高峰のダート馬を退け、2分00秒19で優勝した。

日本調教馬によるBCクラシック制覇は史上初。1996年にタイキブリザードが最初に挑戦してから29年を経て、ついに日本馬がアメリカ競馬最高峰の頂点へ到達した。

日本馬はBCで3勝、次は複数カテゴリー制覇へ

2025年終了時点で、日本調教馬のブリーダーズカップ勝利はラヴズオンリーユー、マルシュロレーヌ、フォーエバーヤングの3勝。

かつては「参戦すること自体が挑戦」だったブリーダーズカップだが、近年はクラシック、ターフ、牝馬芝、ダート、マイルと幅広いカテゴリーで日本馬が上位争いを続けている。

2026年は前年王者フォーエバーヤングがBCクラシック連覇を目指すほか、複数の日本調教馬が遠征を予定している。日本馬にとってブリーダーズカップは、もはや遠い海外G1ではなく「世界タイトルを本気で狙う舞台」へと変わっている。

 

★おすすめ★ オートレースくじ「当たるんです」

「当たるんです」は当選確率1/64~1/4096で《最大143万円》が当たる!公営競技(オートレース)をロトくじ感覚で楽しめるサービス!事前知識は一切不要!

◆当たるんですのご登録はこちら(入会費・年会費 無料)