10月4日(日)にフランス・パリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1・芝2400m)。9月28日に第1回登録取消が行われ、最新の登録馬は19頭となった。前年覇者ダリズを筆頭に、キングジョージを制したカルパナ、パリ大賞覇者モルティーズクロス、英オークス馬サンダリングオンなど欧州の有力馬が残っている。日本からはメイショウタバル、アドマイヤテラの2頭が引き続き登録。ここでは最新の登録馬19頭と、それぞれの注目ポイントをまとめる。

2026年凱旋門賞・最新登録馬19頭

馬名調教師主な実績・注目ポイント
ダリズF.グラファール2025年凱旋門賞覇者。今年もガネー賞、アガ・カーン4世賞を制し、前走フォワ賞も完勝。連覇を狙う中心馬。
サダッドR.ヴェリアン前走バーデン大賞でG1初制覇。2400mで一気に評価を高めた4歳馬。
チェスナットロケットA.カルコサヴィシーの2400mリステッド勝ち。前走ドーヴィル大賞でも2着と長距離適性が高い。
アドマイヤテラ友道康夫阪神大賞典勝ち、天皇賞・春3着。豊富なスタミナを武器に日本から初の欧州遠征へ。
メイショウタバル石橋守2025、2026年の宝塚記念を連覇。道悪にも強く、武豊騎手とのコンビで日本の悲願に挑む。
アローイーグルJ.C.ルジェ2023年凱旋門賞馬エースインパクトの半弟。名伯楽ルジェ師にとって最後の凱旋門賞出走馬となる予定。
ベイシティローラーG.スコットバイエルン大賞、コロネーションCのG1・2勝。前走フォワ賞はダリズの2着。道悪ならさらに注目。
タッティコラムR.ベケット2400m重賞勝ちがあり、ヨークシャーオークス5着。長距離を中心に実績を積む4歳牝馬。
ライトザゴーストJ.スーダン2025年フロール賞G3を制覇。今年はアレフランス賞3着など牝馬重賞戦線で活躍。
ミニーホークA.オブライエン2025年英・愛・ヨークシャーオークスを制し、昨年の凱旋門賞はダリズと頭差の2着。
カルパナA.ボールディング今季キングジョージ、ヨークシャーオークスを連勝。昨年の凱旋門賞7着から雪辱を狙う。
サンリーF.グラファールアレフランス賞勝ち、コリーダ賞2着、サンクルー大賞3着。2400mでも安定した実績を持つ牝馬。
ヴァランディールF.グラファール前走ニエル賞を快勝。パリ大賞4着以外は勝利を重ねてきた上昇中の3歳馬。
ベンヴェヌートチェッリーニA.オブライエン2026年愛ダービー覇者。前走ニエル賞は5着だったが、2400mのG1実績は大きい。
パールドマジェスティM.デルシェサンチェス今季4勝。前走ニエル賞でヴァランディールに続く3着と、ロンシャン2400mへの適性を示した。
ブライトライトA.スボリッチドイツ調教の3歳馬。前走バーデン大賞でサダッドに続く3着と古馬相手に好走。
モルティーズクロスW.ハガス英ダービー2着後、パリ大賞とグレートヴォルティジュールSを連勝。ロンシャン2400mのG1勝ちが大きな強み。
サンダリングオンJ.オブライエン英オークスを圧勝。前走ブランドフォードSも快勝し、2400m適性と3歳牝馬の斤量が魅力。
ダイヤモンドネックレスA.オブライエンマルセルブサック賞、仏1000ギニー、ディアヌ賞、ナッソーSとG1・4勝。2400m初挑戦が最大の焦点。

前年覇者ダリズが今年も中心

現在のメンバーで最も実績が目立つのは前年覇者ダリズ。今年はガネー賞、イスパーン賞を連勝し、ロイヤルアスコットで3着を挟んで、凱旋門賞と同じロンシャン2400mのフォワ賞を楽に勝利した。コース適性、距離適性、近況のすべてがそろっており、今年も連覇を狙う立場となる。

対する3歳勢ではモルティーズクロスが注目。英ダービー2着後、7月のパリ大賞でロンシャン2400mのG1を制し、8月のグレートヴォルティジュールSも勝利。セントレジャーを回避して凱旋門賞一本に絞っており、3歳馬の斤量差も含めて注目度は高い。

カルパナも今季キングジョージとヨークシャーオークスを連勝。昨年すでに凱旋門賞を経験している点も強みとなる。英オークス馬サンダリングオン、G1・4勝のダイヤモンドネックレスなど3歳牝馬勢も豪華だ。

オブライエン厩舎は3頭が残る

エイダン・オブライエン厩舎からはミニーホーク、ベンヴェヌートチェッリーニ、ダイヤモンドネックレスの3頭が残った。

昨年2着のミニーホークはロンシャン2400m実績で一歩リード。愛ダービー馬ベンヴェヌートチェッリーニ、初の2400mながらG1・4勝を誇るダイヤモンドネックレスと、それぞれ異なるタイプがそろっている。

日本からメイショウタバル、アドマイヤテラ

日本調教馬はメイショウタバルとアドマイヤテラの2頭。

メイショウタバルは宝塚記念を史上3頭目となる連覇。今年は大阪杯2着から宝塚記念1着と充実しており、重い芝への対応力も示している。父ゴールドシップも2014年に凱旋門賞へ挑戦しており、武豊騎手とのコンビで日本競馬の悲願へ挑む。

アドマイヤテラは阪神大賞典を勝ち、天皇賞・春でも勝ち馬からわずか0秒1差の3着。前走札幌記念は9着だったが、スタミナ勝負になれば巻き返す余地はある。現地ではすでにパリロンシャンの芝コースで追い切りを行っている。

最終出走馬は今後さらに絞り込まれる

今回の19頭はあくまで9月28日の第1回登録取消終了時点のメンバー。9月29日の第2回登録取消、9月30日の追加登録・出馬投票、その後の最終手続きを経て正式な出走馬が決まる。

当初の有力候補だったアヴェンチュール、コンスティテューションリバー、アルマカムなどは今回の19頭には含まれていない。

前年覇者ダリズに対し、モルティーズクロス、カルパナ、サンダリングオンらがどこまで迫るのか。そしてメイショウタバル、アドマイヤテラが日本馬初の凱旋門賞制覇を成し遂げられるのか。枠順、騎手、天候、馬場状態を含め、開催直前まで目が離せない。

 

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