競輪の専門用語は全部で100個以上あるため、初心者の方が混乱してしまい、競輪って難しいかも?と敬遠してしまうかもしれません。
そこで本記事では、競輪の用語で「ここだけ押さえておけばレースを楽しめる」という用語をご紹介いたします。
基本用語
ライン
バンク
競輪場・自転車競技場の競走路のこと。
カーブは全速力でも速度を落とさず走れるよう、走路に角度(カント)がつけられている。
競輪場は全長約2000m(約2km)だが、各競輪場によってバンク1周の長さが異なる。
具体的には、次の4種類のバンクがある。
・333(サンサン)バンク
1周333mで6周でゴール(松戸など6カ所)
・335(サンサン)バンク
1周335mで6周でゴール(前橋のみ)
・400(ヨンヒャク)バンク
1周400mで5周でゴール(小倉など31カ所)
・500(ゴヒャク)バンク
1周500mで4周でゴール(宇都宮など5カ所)
先頭誘導選手
周回中に競走選手の先頭に立ち誘導する選手。(車券の対象とはならない)
一定のペースを保つため、周回ごとに基準となるタイムが設定されている。
また、競輪は風圧との戦い。風よけの役目も果たしている。
レース編
○○ストレッチライン
・ホームストレッチライン
バンクのホームストレート上に引かれた線。ゴール線でもある。
・バックストレッチライン
決勝線からちょうど半周した所に引いてある線。
B・H・S
・B(バック回数)
最終周回のバックストレッチラインを先頭で通過したことを表す。
・H(ホーム回数)
最終周回のホームストレッチラインを先頭で通過したことを表す。
・S(スタート回数)
号砲が鳴った後、一番先に前に出て先頭誘導員の後に付けたことを表す。
中でも注目するべきはB(バック回数)。
競輪はBをとった選手のラインから、80%以上の確率で1着の選手が出るというデータがあるため、ラインの先行選手の強さを比較するときは、競走得点だけでなく過去のB回数も見ることで、より正確に強さを比較できる。
決まり手
最近4カ月で、選手がどのような戦法で1着あるいは2着をとったのかを表す。
決まり手は下記の4つに分けられている
・逃(逃げ)
残り1周の時にホームストレッチラインを最初に通過して、そのまま1着か2着になったときの決まり手。
・捲(捲り)
残り1周の時に、ホームストレッチラインを最初に通過した他の選手を最終4コーナーまでに抜いて、1着か2着になったときの決まり手。
・差(差し)
最後の直線で前を走る選手を抜いて、1着か2着になったときの決まり手。
・マ(マーク)
目標とした選手を追走したまま最後まで追い抜けず、2着でゴールした時の決まり手。
出走表を見るときに、先行選手の決まり手をチェックすることで、レース終盤の展開の予想をすることができる。
ズブ・ズブズブ
「ズブ・ズブズブ」とは、レースの結果を表した言葉で、競輪のレース結果は、大きく分類して「スジ」と「スジ違い」の2つに分かれます。
スジはライン内の選手で1着、2着をとることで、スジ違いはラインが違う選手が1着、2着をとることです。
スジのなかで、1着、2着を誰がとったかによって「スジ」「ズブ」「ズブズブ」「交わしの交わし」の4つに分けられます。
それぞれの意味は、
スジ :1着先行-2着番手
ズブ :1着番手-2着先行
ズブズブ :1着番手-2着3番手
交わしの交わし:1着3番手-2着番手
まとめ
本記事では、競輪の用語で「ここだけ押さえておけばレースを楽しめる」という用語をご紹介いたしました。
今回紹介した用語のほかにも、競輪にはたくさんの用語があります。ですが、競輪初心者は基本用語とレース編の二つを抑えて競輪を始めてみましょう。
公営競技は知れば知るほど面白さが広がっていくものなので、競輪をもっと楽しみたい方は、今回紹介したもの以外の用語を少しずつ覚えて、競輪を楽しみましょう!
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