10月4日(日)にフランス・パリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1・芝2400m)の枠順が確定した。前年覇者で1番人気のダリズは5番ゲート、日本から出走するアドマイヤテラは12番、メイショウタバルは13番ゲートとなった。枠順発表を受けて海外ブックメーカーのオッズも動いており、内寄りを引いたカルパナやベンヴェヌートチェッリーニの評価が上昇。一方、最外16番となったダイヤモンドネックレスはオッズを大きく下げている。

2026年凱旋門賞の枠順・最新海外オッズ

以下は日本時間10月2日午前時点のPaddy Powerのオッズを基準としている。英国式オッズの横には、日本の単勝に近い感覚で比較できるよう10進法換算の目安も記載した。

ゲート馬名騎手最新オッズ10進法換算
1ベンヴェヌートチェッリーニR.ムーア12/1約13.0倍
2チェスナットロケットM.グランダン150/1約151倍
3サンダリングオンP.C.ブドー8/1約9.0倍
4ヴァランディールC.ルクーヴル10/1約11.0倍
5ダリズM.バルザローナ7/4約2.75倍
6カルパナC.キーン5/1約6.0倍
7フレンドリーソウルJ.ドイル20/1約21倍
8ブライトライトB.マリー100/1約101倍
9サダッドR.ドーソン20/1約21倍
10ミニーホークW.ビュイック20/1約21倍
11モルティーズクロスT.マーカンド5/1約6.0倍
12アドマイヤテラC.デムーロ66/1約67倍
13メイショウタバル武豊33/1約34倍
14アローイーグルI.メンディザバル100/1約101倍
15ベイシティローラーO.マーフィー25/1約26倍
16ダイヤモンドネックレスC.スミヨン10/1約11.0倍

※海外ブックメーカーのオッズは随時変動する。JRAが日本国内で発売する馬券のオッズとは別物となる。

ダリズは5番ゲート、1番人気を維持

前年覇者ダリズは5番ゲートという好位置を引いた。鞍上のM.バルザローナ騎手も抽選後、「5番はかなり良い枠」と前向きなコメントを残している。

オッズは枠順発表前から7/4前後で推移しており、発表後も約2.75倍の1番人気を維持。昨年は2番ゲートから凱旋門賞を制しており、今年も内寄りからロスなく運べる枠を確保したことで、大きなマイナス材料は見当たらない。

カルパナが7/1から5/1へ急上昇

枠順発表を受けて最も評価を上げた有力馬の一頭がカルパナだ。

6番ゲートを引くと、Paddy Powerでは7/1から5/1へオッズが短縮。今年のキングジョージ、ヨークシャーオークスを連勝している実績に加え、過去の凱旋門賞でも好成績が多い内寄りのゲートとなったことで支持を集めている。

1988年以降の凱旋門賞では6番ゲートが最多となる6勝を記録。枠順データだけを見れば、今回もっとも興味深い位置を引いた馬の一頭となった。

ベンヴェヌートチェッリーニは20/1→12/1

枠順で最大の恩恵を受けたのが1番ゲートのベンヴェヌートチェッリーニ。愛ダービー馬ながら前走ニエル賞5着で人気を落としていたが、最内枠が決まると20/1から12/1まで一気にオッズが短縮した。

さらにエイダン・オブライエン厩舎の主戦R.ムーア騎手が同馬への騎乗を選択。枠順と鞍上の決定が市場評価を押し上げた形となっている。

ダイヤモンドネックレスは最外16番で評価急落

反対に大きな影響を受けたのがダイヤモンドネックレス。G1・4勝を誇り、枠順抽選前までは上位人気の一角だったが、16頭立ての最外16番ゲートとなった。

Paddy Powerでは7/1から10/1へ後退。他社では8/1から12/1までオッズを上げたケースもあり、枠順発表後に明確に評価を落としている。

パリロンシャン2400mでは外を回される距離ロスが大きくなりやすい。さらにダイヤモンドネックレスは今回が初の2400mだけに、最外枠からどの位置を確保するかが重要になる。

サンダリングオンは3番、ヴァランディールは4番

英オークス馬サンダリングオンは3番ゲートと好枠を確保し、最新オッズは8/1前後。ヴァランディールも4番ゲートから10/1前後となっている。

過去のデータでは1988年以降、2番と3番ゲートからそれぞれ5頭の凱旋門賞馬が誕生。昨年も1着ダリズが2番、2着ミニーホークが1番、3着馬が3番ゲートと、上位3頭を内枠勢が占めた。

モルティーズクロスは「鬼門」11番

上位人気のモルティーズクロスは11番ゲート。海外市場では5/1前後でカルパナと並ぶ2番人気グループにいるが、枠順データでは気になる数字が残る。

1988年以降、11番ゲートから凱旋門賞を勝った馬はゼロ。パリ大賞を同じロンシャン2400mで制している3歳馬だけに能力面では有力だが、やや外からどの位置を取るかが新たな課題となった。

日本馬はアドマイヤテラ12番、メイショウタバル13番

日本勢はいずれも外寄り。アドマイヤテラが12番、メイショウタバルが13番ゲートとなった。

海外オッズではメイショウタバルが33/1(約34倍)、アドマイヤテラが66/1(約67倍)。欧州勢と比較すると伏兵評価となっている。

特にメイショウタバルは前へ行く競馬が予想されるため、13番から序盤にどのようにポジションを取るかが大きなポイント。無理に先行争いをすれば距離ロスにつながる一方、武豊騎手がスムーズに前へ導ければ自分のリズムで運ぶこともできる。

枠順発表で勢力図に変化

枠順抽選で評価を上げたのは6番カルパナ、1番ベンヴェヌートチェッリーニ、3番サンダリングオンなど内寄りを確保した馬。一方、16番ダイヤモンドネックレス、15番ベイシティローラー、11番モルティーズクロスなどは外寄りのゲートへの対応が課題となる。

前年覇者ダリズは5番という好位置を確保し、依然としてブックメーカーでは断然の1番人気。枠順という最後の大きな条件が決まり、10月4日の本番へ向けた勢力図もいよいよ固まりつつある。

 

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