2026年8月16日、伊勢崎オートレース場で「SG第30回オートレースグランプリ」の優勝戦が行われ、地元・青山周平が優勝した。3号車から好スタートを決めると、5100m・10周回を一度も先頭から譲らない完璧な逃走劇。前年覇者の鈴木圭一郎を振り切り、大会6度目の制覇を達成した。

オートレースグランプリ2026決勝結果

着順車番選手所属競走タイムST
13青山周平伊勢崎3.3820.05
22鈴木圭一郎浜松3.3840.06
34早川清太郎伊勢崎3.3900.16
46長田稚也飯塚3.3920.11
55佐藤励川口3.4080.06
61高橋貢伊勢崎3.4100.10
78佐藤摩弥川口3.4310.20
87小林瑞季川口3.4330.18

決勝は曇り、良走路。気温24度、走路温度31度という条件で行われ、青山と鈴木はともに試走3.29をマークして本番を迎えた。

青山が0.05のスタートから一気に主導権

最大の勝負どころはスタートだった。

3枠の青山が0.05の好スタートを決めると、2枠鈴木圭一郎も0.06で続く。1周目終了時点で青山―鈴木―高橋貢の順となり、優勝候補3人が前方を占めた。

しかし青山はここから一度も先頭を譲らない。後ろには昨年の覇者であり、今節も初日2着から4連勝で決勝へ進んだ鈴木がぴたりと付いたが、青山は10周を通してミスらしいミスを見せなかった。

周回を重ねるにつれて青山と鈴木が後続を引き離し、事実上の一騎打ちへ。鈴木も仕掛ける機会を探したものの、青山が付け入る隙を与えず、そのまま先頭でゴールした。

競走タイムは青山3.382、鈴木3.384。わずかな差だったが、内容としては青山の完勝だったと言っていい。

早川清太郎が地元勢として3着

3着には4号車・早川清太郎が入った。

1周目は6番手だったが、序盤から積極的に追い上げ、2周目には3番手へ浮上。8周目には長田稚也に一度かわされたものの、終盤に再び取り返して3着を確保した。

4着は25歳の長田。5着には今年のSGオールスターを制している佐藤励が入り、準決勝まで無傷の4連勝だった高橋貢は6着。外枠の佐藤摩弥、小林瑞季は序盤から位置取りが厳しく、それぞれ7、8着となった。

青山周平がSG21勝、高橋貢に並ぶ歴代最多タイ

今回の優勝は単なるオートレースグランプリ制覇以上の意味を持つ。

青山にとってSG優勝はこれが通算21回目。これまで歴代最多記録を持っていた高橋貢に並び、ついに史上1位タイとなった。

さらにオートレースグランプリは6度目の制覇。通算優勝回数も133回へ伸ばした。

優勝後の青山は、スタート前に地元ファンから大きな声援が聞こえ、「やってやるぞ」という気持ちになったと振り返った。エンジンについても節間を通じて安定し、「最終日が一番いい状態」「道中は100点満点」と評価している。

地元伊勢崎で、歴代最多SG記録へ並ぶ勝利を決めたことも大きな意味を持つ。

車券は本命サイドで決着

人気上位の青山と鈴木がワンツーとなり、車券は比較的堅い決着となった。

  • 単勝:3番 150円
  • 2連単:3-2 310円
  • 3連複:2-3-4 480円
  • 3連単:3-2-4 1,050円

3連単は2番人気だった。

青山は全国ランクS級1位として迎えた地元SGで期待通りの結果を残し、ついにSG歴代最多記録へ到達した。今後もう一つSGタイトルを加えれば、高橋貢を抜いて単独最多となる。

高橋貢の「SG21冠」という巨大な記録に並んだ青山周平。2026年のオートレースグランプリは、現役最強レーサーが歴史上の頂点へ追いついた一戦として記憶されることになりそうだ。