100万円当たったら最初にすべき5つのこと|税金・口座・保管まで

「もし100万円が当たったら、まず何をしよう?」
旅行の予約、欲しかった家電の購入、家族との食事。楽しみが広がる一方で、実際に当たったら「税金はかかる?」「どの口座で受け取る?」「現金で保管してもいい?」と迷うかもしれません。
当選後にまず取り組みたいのは、受け取りの確認、税金の整理、口座と記録の管理です。使ってよい金額を把握しておけば、その後の楽しみも落ち着いて考えられます。
今回は、100万円が当たったときに最初にすべきことを、5つの順番で紹介します。
目次
Toggle1.当選内容と受け取り条件を確認する
最初に、公式サイトや公式アプリで当選の事実と金額を確かめましょう。メールやSMSで通知が来た場合も、メッセージ内のリンクだけに頼らず、普段使っている公式の窓口から確認すると安心です。
次に、受け取りまでに必要な手続きを整理します。確認したいのは、次の4点です。
- 受け取り方法:銀行振込か、別途申請が必要か
- 手続きの期限:申請期限や受取期限はあるか
- 必要な情報:本人確認書類や口座情報はそろっているか
- 入金の条件:手数料の有無と入金までの目安
不明点があれば、公式サイトに掲載されている問い合わせ先へ確認しましょう。当選通知や案内は、手続きが終わった後も見返せるように保存しておきます。
また、当選画面や振込明細をSNSに載せると、氏名や会員番号、口座情報が写り込むことがあります。うれしい報告をする場合も、個人情報の分かる画像は公開しないようにしましょう。
2.税金の扱いを確認し、納税に備える
100万円が当たっても、その全額を使う予定を立てる前に、税金の扱いを確認しましょう。税金は「100万円」という金額だけでは決まらず、その収入の性質や、その年のほかの所得などによって変わります。
一時所得に該当する場合の基本
ここでは、一般的な総合課税の「一時所得」に該当する場合を見てみましょう。一時所得は、収入の合計から、その収入を得るために直接かかった費用と、最高50万円の特別控除を差し引いて計算します。
一時所得の金額=収入の合計-直接かかった費用-特別控除(最高50万円)
さらに、この一時所得の2分の1に当たる金額を給与などの所得と合算し、所得控除などを反映して税額を計算します。
特別控除の50万円は、当選1回ごとではなく、その年の一時所得全体に対する上限です。また、差し引ける費用は、その収入を得るために直接必要だったものに限られます。関連して使ったお金を、すべて差し引けるわけではありません。
100万円を受け取った場合の計算例
たとえば、その年の一時所得に当たる収入が100万円だけで、直接かかった費用として500円を差し引ける場合は、次のようになります。
① 一時所得を計算する
1,000,000円-500円-500,000円=499,500円
② 給与などの所得と合算する金額を計算する
499,500円×1/2=249,750円
この249,750円は、納める税金の額ではありません。税額を計算する際に、給与などの所得と合算する金額です。実際の納税額は、ほかの所得や所得控除などによって異なります。
年末調整を受けていても確認が必要
会社員で年末調整を受けていても、確定申告が必要になる場合があります。申告の要否は、その年の給与やその他の所得などを含めて確認しましょう。また、所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告が必要になる場合があります。
所得税は税務署や税理士、住民税はお住まいの自治体へ確認できます。納税が必要な場合は見込額を取り分け、確認が済むまでは全額を使い切らないようにしましょう。
参考:国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」/横浜市「市民税・県民税の申告について」
3.本人名義の口座で受け取り、生活費と分けて管理する
銀行振込で受け取る場合は、利用できる金融機関や口座の条件を確認し、本人名義の口座情報を正確に登録します。銀行名、支店名、預金種別、口座番号、口座名義を、入力後にもう一度見直しましょう。
条件に合う口座があれば、すでに使っているものでも構いません。当選したからといって、急いで専用口座を作る必要はありません。
ただし、日々の引き落としや買い物に使うお金と混ざると、当選金の残りが分かりにくくなります。入金を確認したら、次のような方法で管理しましょう。
- 使う予定のない分を、自分名義の別の預金口座へ移す
- 銀行に目的別の管理機能があれば活用する
- 同じ口座で管理する場合は、家計簿などに当選金の残額を記録する
大切なのは、口座残高のすべてを「自由に使えるお金」と考えないことです。税金のために残す分と、生活費、楽しみに使う分を区別しておきましょう。
4.お金と一緒に、当選・入金の記録も保管する
使い道が決まっていないお金は、必要に応じて引き出せる預金口座などで管理する方法があります。100万円をまとめて現金で引き出し、自宅や財布に置いておく必要はありません。持ち歩く現金は、使う予定のある範囲にとどめましょう。
預金の保護範囲も知っておこう
預金保険制度の対象となる利息付きの普通預金や定期預金は、預金者1人につき1金融機関ごとに合算して、元本1,000万円までと破綻日までの利息などが保護されます。
同じ金融機関に複数の口座がある場合も合算されるため、以前からの預金と今回の100万円を合わせた額で確認します。保護の対象になる商品かどうかは、利用する金融機関で確認しましょう。
参考:金融庁「預金保険制度」
記録は後から説明できる形でまとめる
税金の確認や入金額の照合に備えて、次の情報をひとまとめにしておくと便利です。
- 当選通知と、当選金額が分かる画面・書類
- 当選や金額の確定を知らせる通知を受けた日
- 収入を得るために直接かかった費用が分かる記録
- 受取日・受取額・振込元が分かる入金明細
画面の保存に加え、明細や履歴をダウンロードできる場合は活用しましょう。紙の書類はまとめて保管し、データは自分だけが確認できる場所に保存します。
なお、税務上どの年の収入になるかは、銀行への入金日だけでは決まらない場合があります。年をまたぐときも確認できるよう、通知の日付と受取日の両方を残しておくのがポイントです。
5.使い道は「残すお金」を決めてから考える
受け取りと税金の確認ができたら、いよいよ使い道を考える番です。先に、税金や当面の暮らしのために残す金額を決め、そのうえで楽しみの予算を作りましょう。
整理するときは、次の4つに分けると考えやすくなります。
- 納税に備えるお金:確認した納税見込額を取り分ける
- 暮らしのために残すお金:今後の支払いや、急な出費に備える
- 楽しみに使うお金:旅行、趣味、買い物などに上限を決める
- まだ決めないお金:使いたい目的が見つかるまで保管する
当選したその日のうちに、すべての使い道を決める必要はありません。欲しいものを一度書き出し、後日見直してから選ぶのもよい方法です。
家族と相談する場合も、「100万円あるから」ではなく、税金などを確認した後の実際に使える予算を共有すると、具体的な計画を立てやすくなります。
受け取りを確かめ、必要なお金と記録を残してから、楽しみを選ぶ。その順番を意識して、当選金を自分が納得できる使い方につなげましょう。
※税金に関する説明は、2026年11月時点の公表情報をもとにした一般的な内容です。実際の申告や税額は、個別の状況に応じて税務署・税理士・自治体へご確認ください。
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