2026年12月27日(日)から31日(木)まで、川口オートレース場でSG第41回スーパースター王座決定戦が開催される。11月3日の日本選手権終了後、年末の頂上決戦に挑むトライアル戦出場16選手が正式に決定した。

今年SG3冠を達成し、通算22冠の歴代最多記録を樹立した青山周平をはじめ、オールスター覇者の佐藤励、地元川口の黒川京介、浜松の鈴木圭一郎ら実力者が集結。さらに高橋貢、永井大介といったレジェンドから、初出場の栗原佳祐、森下輝まで、世代を超えた豪華な顔ぶれとなった。

今回は出場16選手の一覧と選出理由、2026年の主な実績を紹介する。

スーパースタートライアル2026・出場16選手一覧

選手名所属期別出場資格
青山周平伊勢崎31期SG優勝
佐藤励川口35期SG優勝
黒川京介川口33期川口成績1位
鈴木圭一郎浜松32期浜松成績1位
荒尾聡飯塚27期飯塚成績1位
丹村飛竜山陽29期山陽成績1位
長田稚也飯塚34期ポイント1位・21点
金子大輔浜松29期ポイント2位・19点
佐藤摩弥川口31期ポイント3位・19点
高橋貢伊勢崎22期ポイント4位・16点
佐藤貴也浜松29期ポイント5位・13点
永井大介川口25期ポイント6位・10点
早川清太郎伊勢崎29期ポイント7位・8点
鈴木宏和浜松32期ポイント8位・6点
栗原佳祐浜松36期ポイント9位・5点
森下輝浜松37期ポイント10位・5点

※青山周平は伊勢崎の競走成績1位にも該当。ポイントは2026年SG・プレミアムカップ優勝戦の獲得得点。補欠1位は小林瑞季、2位は中村雅人、3位は平田雅崇。

2026年SG優勝者・各場成績1位の6選手

青山周平(伊勢崎・31期)

2026年の主役は、SG3冠を達成した青山周平。2月の全日本選抜、8月のオートレースグランプリに続き、11月の日本選手権では6戦全勝の完全優勝を飾った。これによりSG通算22冠となり、高橋貢を抜いて歴代単独最多記録を樹立。現役最強の座を確固たるものにしている。昨年末のスーパースター王座決定戦も制しており、連覇への期待が高まる。

佐藤励(川口・35期)

2025年に続き、2026年4月のSGオールスターでも優勝して大会連覇を達成。11月の日本選手権でも予選から準決勝まで5連勝を飾り、優勝戦では3着に入った。26歳ながらSG通算3冠を誇る若き実力者で、追い上げの鋭さは全国トップクラス。昨年に続く2度目のトライアル出場となり、青山周平らとの対決に注目が集まる。

黒川京介(川口・33期)

川口地区の競走成績1位として5年連続5回目の出場。今年3月の特別GⅠプレミアムカップでは、強豪を相手に優勝し、大会連覇を達成した。2026年は10月中旬までに年間9回の優勝を記録するなど、圧倒的なスピードとスタート力を発揮。地元川口で開催される年末の大一番で、2024年日本選手権以来となるSG2冠目を目指す。

鈴木圭一郎(浜松・32期)

浜松地区の競走成績1位として12年連続12回目の出場。2026年6月には史上最年少で通算1000勝に到達した。11月の日本選手権は予選4連勝で優勝戦に進出し、青山周平に続く2着。SG通算16冠を誇る実力者で、2025年にはSGグランドスラムも達成している。近年の年末決戦では青山とのライバル関係が続いており、今年も優勝候補の一角となる。

荒尾聡(飯塚・27期)

飯塚地区の競走成績1位として、23大会連続23回目の出場を決めた西日本の大ベテラン。2026年は11月上旬までに2回の優勝を記録し、日本選手権でも優勝戦4着に入った。通算SG5冠の実績に加え、雨走路への高い対応力と巧みなインコースのさばきが魅力。2017年以来となるスーパースター王座奪還に挑む。

丹村飛竜(山陽・29期)

山陽地区の競走成績1位として4年ぶり4回目のトライアル出場。2026年は11月上旬までに6回の優勝を挙げ、地区のエースとして存在感を示した。GⅠ通算2冠、GⅡ通算3冠の実績を持ち、スタート力と攻撃的な走りが持ち味。SG優勝はまだなく、年末の大舞台で初タイトル獲得を狙う。

SG・プレミアムカップ優勝戦ポイント上位の10選手

長田稚也(飯塚・34期)

獲得21点でポイントランキング1位。2026年はGⅠで3勝を挙げるなど、合計4度のグレードレース優勝を記録した。2月の全日本選抜ではSG自己最高の3着に入り、今年開催されたSGすべてで優勝戦に進出するなど急成長を遂げている。SG初制覇こそ持ち越しているものの、年末の主役候補に挙げられる25歳だ。

金子大輔(浜松・29期)

獲得19点でポイント2位。2月の全日本選抜、4月のオールスターでSG優出を果たし、年間を通して安定した成績を残した。さらに10月30日の日本選手権では、史上36人目となる通算1000勝を達成。卓越した追い上げ技術と混戦を突破する能力は健在で、2025年のスーパースター王座決定戦2着からさらなる飛躍を狙う。

佐藤摩弥(川口・31期)

獲得19点でポイント3位。2026年は2月の全日本選抜、8月のオートレースグランプリでSG優勝戦に進出。11月の日本選手権でも5着に入り、年間3度のSG優出を達成した。女子レーサー随一のスタート力を武器に、男子トップ選手と互角に渡り合っている。今回は女子王座決定戦ではなく、スーパースター王座トライアル戦に出場する。

高橋貢(伊勢崎・22期)

獲得16点でポイント4位。55歳のレジェンドが3年ぶり26回目のトライアル出場を果たす。2026年5月には伊勢崎のGⅠムーンライトチャンピオンカップを制して復活を印象づけ、8月のSGオートレースグランプリでも優出。SG通算21冠という歴史的な実績に加え、2026年も高い勝率を維持している。青山周平に記録を抜かれた絶対王者が、年末の大舞台で意地を見せる。

佐藤貴也(浜松・29期)

獲得13点でポイント5位。3月の特別GⅠプレミアムカップでは安定した走りで準優勝を果たし、年末への貴重なポイントを獲得した。11月の日本選手権でも優勝戦6着に入り、SGの舞台で実力を示した。スタートからの速攻と巧みなインコースの走りが特徴で、4年連続11回目のトライアル出場となる。

永井大介(川口・25期)

獲得10点でポイント6位。SG通算15冠、GⅠ通算26冠の実績を誇る49歳のベテラン。2026年4月のSGオールスターでは優勝戦2着に入り、かつての速攻力が健在であることを示した。2026年も11月上旬までに2度の優勝を記録。4年ぶり21回目のトライアル出場で、長年第一線を走り続ける経験を生かした戦いが期待される。

早川清太郎(伊勢崎・29期)

獲得8点でポイント7位。8月の地元SGオートレースグランプリでは優勝戦3着に入り、悲願のSG初制覇にあと一歩まで迫った。2026年は11月上旬までに3回の優勝を挙げ、GⅠ通算10冠の実力を示している。地元での強さに定評があり、川口の走路をどう攻略するかがポイント。2年連続11回目のトライアル出場となる。

鈴木宏和(浜松・32期)

獲得6点でポイント8位。全国屈指のスタート巧者として知られ、2026年2月のSG全日本選抜では6戦2勝の成績で優勝戦に進出した。今年も数多くの優勝戦に進出するなど安定した活躍を続けている。4年連続4回目のトライアル出場となり、鋭いスタートから好位置を確保して勝負に持ち込めるかが鍵となる。

栗原佳祐(浜松・36期)

獲得5点でトライアル初出場。2026年は5月のGⅠ浜松スピード王決定戦で3着に入り、9月の特別GⅠプレミアムカップでも優勝戦に進出した。ロードレース出身ならではのスピード感ある走りとスタート力が魅力で、11月上旬までに年間2回の優勝を記録。28歳の若手が、初めての年末決戦でどこまで通用するか注目される。

森下輝(浜松・37期)

獲得5点でトライアル初出場。今回の16選手では最も新しい37期生で、2026年後期から初のS級昇格を果たした。年間4回の優勝を挙げ、9月のプレミアムカップでは準決勝を1着で突破して優出。27歳ながら強豪と互角に戦えるスピードを備えており、今回最大のダークホースといえる存在だ。

9月のプレミアムカップ優勝戦不成立も選考に影響

2026年の出場選考では、9月23日に伊勢崎で行われた特別GⅠプレミアムカップの優勝戦が、落車事故により不成立となったことも大きな出来事だった。

公式の選考規定では、優勝戦が不成立となった場合、原因者を除く出場選手に4着相当の5点を付与する。この規定によって、栗原佳祐や森下輝らもポイントを獲得し、年末のトライアル出場につなげた。

トライアル戦は4日間!上位8名が大晦日の優勝戦へ

スーパースター王座決定戦は、12月27日から30日までの4日間にトライアル戦を実施。選ばれた16選手がそれぞれ4走し、平均競走得点の上位8名が12月31日の王座決定戦に進出する。

決勝は全選手0mからスタートするオープン戦で、10周回5100mを争う。トライアルを勝ち抜くだけでなく、決勝でのスタートや枠位置が優勝を大きく左右する。

今年の最大の焦点は、SG通算22冠の新記録を達成した青山周平が年末の頂上決戦も制するのか、それとも佐藤励、黒川京介、鈴木圭一郎らが王座を奪うのかという点だ。

高橋貢や永井大介らのベテラン勢、勢いのある長田稚也、初出場の栗原佳祐と森下輝など、16選手それぞれに見どころがある。

2026年のオートレース界を締めくくる最高峰の戦い。大晦日のスーパースター王座に輝くのは誰か、12月27日からのトライアル4日間にも注目したい。