地方競馬全国協会(NAR)は10月13日、2027年の地方競馬におけるダート主要競走の日程・体系を発表した。2027年は地方競馬で47の「ダート主要競走」が実施される予定で、その中でも大きな注目を集めるのが笠松競馬の「オグリキャップ記念」。2027年からJRAオープン交流競走となり、久しぶりに中央所属馬と地方所属馬が激突するレースへ生まれ変わる。また浦和競馬の「桜花賞」についても、2028年からJRAオープン交流競走へ移行し、距離も1500mから1400mへ変更されることが決まった。

オグリキャップ記念が2027年からJRAオープン交流へ

最大の変更点は、笠松競馬場で行われるオグリキャップ記念だ。

2027年は5月27日(木)・笠松ダート1400m、4歳以上、グレード別定で実施され、JRA所属馬も出走可能な「JRAオープン交流競走」となる。

項目2027年オグリキャップ記念
開催日2027年5月27日(木)
競馬場笠松競馬場
距離ダート1400m
条件4歳以上
負担重量グレード別定
区分JRAオープン交流競走

オグリキャップ記念は笠松競馬を代表する伝統競走。かつては中央・地方指定交流のダートグレード競走として行われ、2004年にはGIIとしてダート2500mで実施された。

この2004年では、笠松所属のミツアキタービンがJRAのカネツフルーヴらを破って優勝。その後、2005年からは東海・北陸・近畿交流となり、JRA所属馬が出走する交流競走ではなくなった。

したがって2027年は、2004年以来23年ぶりにJRA所属馬との交流が復活することになる。

近年のオグリキャップ記念は2023年まで2500mで行われていたが、2024年から1400mへ大幅に距離短縮。2024年タイガーインディ、2025年ムエックス、2026年ケイズレーヴと、地方各地区のスピード馬が争う短距離重賞へ変化してきた。

そこへJRA勢が加わることで、2027年からは全国レベルのダート短距離路線につながる新たな競走として注目される。

将来的なダートグレード競走・国際格付けを目指す

今回新設される「JRAオープン交流競走」は、単に中央馬が出走できるようになるだけではない。

NARは、将来的にダートグレード競走として実施し、さらに国際格付けを取得することを目指す競走と位置付けている。

出走馬については通常の重賞とは異なり、主催者による選考委員会によって決定する。

また重要なのは、現段階のJRAオープン交流競走は「重賞競走としては取り扱わない」という点。2027年のオグリキャップ記念は、現在の地方重賞から新しいカテゴリーへ移る形となる。

将来的にJpnIIIなどのダートグレード競走となる可能性もあり、笠松競馬にとって大きな転換点となりそうだ。

浦和・桜花賞は2028年からJRA交流へ

もう一つ注目したいのが、南関東牝馬クラシックの一角を担ってきた浦和競馬の桜花賞だ。

こちらは2027年ではなく、2028年からJRAオープン交流競走へ移行する。

2027年の第73回桜花賞は3月17日に従来通り浦和ダート1500mで行われ、地方全国交流の3歳牝馬戦として実施される。

一方、2028年の第74回からは大きく変更される。

年条件
2027年3月17日浦和1500m・3歳牝馬・地方全国交流
2028年3月15日浦和1400m・3歳牝馬・JRAオープン交流

距離は1500mから1400mへ短縮され、JRA所属の3歳牝馬も出走可能になる。

さらに、競走名についても今後変更される予定となっている。

南関東牝馬クラシックの位置付けも変化へ

浦和・桜花賞は長年、東京プリンセス賞、関東オークスなどへ続く南関東3歳牝馬路線の重要競走として行われてきた。

2026年の第72回は浦和ダート1500mで行われ、アンジュルナが優勝。1着賞金は3000万円だった。

2027年までは従来の地方牝馬路線の形を維持するが、2028年からJRAオープン交流・1400mへ変更されることで、レースの性格は大きく変化する。

1500mから1400mへの短縮によってスピード色が強まり、JRAのダート短距離で実績を積んできた3歳牝馬と、南関東をはじめとする地方の有力牝馬が直接対決する舞台となる。

将来的にダートグレード競走、さらに国際格付けを目指す方針であり、今後の3歳牝馬ダート路線における重要レースへ発展する可能性がある。

「ダート主要競走」という新カテゴリーも誕生

今回の発表では、2027年から新たに「ダート主要競走」という呼称も導入される。

中央・地方のダート競走のうち、

  • GⅠ・GⅡ・GⅢ
  • JpnⅠ・JpnⅡ・JpnⅢ
  • リステッド競走
  • JRAオープン交流競走

をまとめて「ダート主要競走」と呼ぶ。

2027年に地方競馬で行われるダート主要競走は合計47競走。内訳はGⅠが1競走、JpnⅠが12競走、JpnⅡが12競走、JpnⅢが21競走、そして新カテゴリーのJRAオープン交流競走が1競走となる。

その最初の1競走がオグリキャップ記念となる。

地方競馬のダート体系がさらに再編へ

2027年はこのほか、11月3日のJBC3競走が大井競馬場で開催され、JBCクラシックは2000m、JBCスプリントは1200m、JBCレディスクラシックは1800mで実施される。

また「兵庫ジュニアグランプリ」は「ジャパンジュニアグランプリ」、「兵庫ゴールドトロフィー」は「ゴールドトロフィー」へ名称変更される予定だ。

近年進められているダート競走体系の整備は、2027年以降さらに加速する。中でも、オグリキャップ記念のJRA交流復活と、2028年からの浦和・桜花賞再編は大きな変化だ。

笠松の伝統競走が再び中央馬を迎え、浦和の3歳牝馬戦も全国レベルの交流戦へ――。将来的なダートグレード競走、国際格付けまで見据えた新たなレース体系がどのように発展していくのか注目したい。

 

★おすすめ★ オートレースくじ「当たるんです」

「当たるんです」は当選確率1/64~1/4096で《最大143万円》が当たる!公営競技(オートレース)をロトくじ感覚で楽しめるサービス!事前知識は一切不要!

◆当たるんですのご登録はこちら(入会費・年会費 無料)