【BCダートマイル2026展望】ロードフォンスが世界に挑戦!ナイツブリッジ、フルセラーノら米国強豪と激突

日本時間11月1日(日)、アメリカ・キーンランド競馬場で「ブリーダーズカップダートマイル(G1・ダート1600m)」が行われる。総賞金100万ドルを誇るダートマイル王者決定戦で、今年は2024年覇者フルセラーノ、G1グッドウッドSを制したフォージドスティール、パシフィッククラシックを圧勝したナイツブリッジなどが登録。日本からはロードフォンスが参戦を予定しており、世界の強豪を相手にG1制覇を目指す。
目次
ToggleBCダートマイル2026開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年10月31日(土) |
| 日本時間 | 11月1日(日)3時26分発走予定 |
| 競馬場 | キーンランド競馬場 |
| 距離 | ダート1600m |
| 条件 | 3歳以上 |
| 総賞金 | 100万ドル |
| 最大出走頭数 | 12頭 |
| 前年優勝馬 | ナイソス |
BCダートマイル2026・主な出走予定馬
| 馬名 | 主な実績・注目ポイント |
|---|---|
| ナイツブリッジ | パシフィッククラシックを6馬身1/4差で圧勝。BCクラシックとの二択 |
| フォージドスティール | 今季ハリウッドゴールドC、グッドウッドSを制覇。先行力が武器 |
| フルセラーノ | 2024年BCダートマイル覇者。今年もペガサスWC、パシフィッククラシックで3着 |
| ロードフォンス | 日本代表。2026年根岸S、さきたま杯優勝。1600m克服が鍵 |
| ブラケットバスター | 昨年トラヴァーズS2着。今年はウェストバージニアガバナーズSを15馬身差で圧勝 |
| チャンクオブゴールド | 2025年ウェストバージニアダービー覇者。2026年は3戦すべて2着 |
| コールバトル | 2025年レベルS覇者。前走アックアックSで頭差2着 |
| オーウェンオールマイティ | 2025年タンパベイダービー覇者。前走アックアックS3着 |
| テーオーパスワード | 2024年ケンタッキーダービー5着。現在はBCクラシック出走を本線に検討中 |
※10月26日時点の予備登録・出走見込み。複数競走への登録馬や補欠馬を含み、最終出走馬・枠順は変更される可能性がある。
ナイツブリッジが出走なら優勝候補筆頭
最大の注目馬はアメリカのナイツブリッジだ。
今年7月のG3モンマスカップでは10馬身1/4差の圧勝。続く8月のG1パシフィッククラシックでは初めての2000mにも対応し、フルセラーノらを相手に6馬身1/4差で勝利した。中距離でも圧倒的なスピードを見せており、今回の1600mへ出走すれば中心的存在となる。
ただし、ゴドルフィン所有でビル・モット厩舎の同馬はBCクラシックにも登録。同厩舎には前年の米年度代表馬ソヴリンティもおり、両馬の出走先が注目されている。
10月24日のキーンランドでの追い切りでは4ハロン48秒41を記録。状態は順調で、どちらを選んでも有力候補となるが、最終判断は10月26日の出馬投票まで持ち越されている。
フォージドスティールは速攻力で対抗
ナイツブリッジ不在なら優勝候補の中心に浮上するのがフォージドスティールだ。
今年5月のG2ハリウッドゴールドカップを9馬身半差で圧勝し、9月のG1グッドウッドSも1馬身1/4差で勝利。持ち前の先行力を生かし、強豪相手にG1初制覇を達成した。
ただし、今年の重賞2勝はいずれもサンタアニタ競馬場。7月のサバーバンSでは5着、8月のパシフィッククラシックでは7着と、他場での成績には波がある。
今回は2000m前後から1600mへの距離短縮。スムーズに先手を奪えれば押し切る可能性もあるが、他の先行馬との兼ね合いが鍵となりそうだ。
2024年覇者フルセラーノが王座奪還へ
7歳のフルセラーノも侮れない。
2024年のBCダートマイルを制した実績馬で、昨年は5着。今年は1月のペガサスワールドカップで3着、8月のパシフィッククラシックでも3着と、現在もアメリカのG1戦線で好走を続けている。
ただし、今年は3戦して未勝利。パシフィッククラシックではナイツブリッジに完敗しており、能力比較では一歩譲る印象もある。
それでも1600mへの距離短縮は歓迎材料。G1勝利経験を持つベテランとして、展開が向けば再び上位争いへ加わる可能性は十分ある。
日本代表ロードフォンスは距離克服が最大の課題
日本から出走を予定しているのが安田翔伍厩舎の6歳牡馬ロードフォンスだ。
今年は2月のG3根岸ステークスを制し、5月のかしわ記念では3着。そして6月のさきたま杯では、ウィルソンテソーロらを破ってJpnI初制覇を達成した。
特にさきたま杯では好位から直線で抜け出し、1馬身半差の完勝。ダート短距離では日本トップクラスの能力を証明している。
一方、課題は距離。近年の好成績は1400mに集中しており、1600mでは勝ち星がない。アメリカの速いペースに対応しながら最後まで脚を使えるかが焦点になる。
先行争いを避け、好位で脚をためる展開なら、得意の1400mで培ったスピードを生かせる可能性もある。
テーオーパスワードはクラシック出走が本線
もう一頭の日本馬テーオーパスワードもBCダートマイルに予備登録している。
2024年ケンタッキーダービーでは13番人気ながら5着と健闘し、今年はアハルテケSを制覇。前走エルムSは3着だった。
当初はBCダートマイルを第一希望としていたが、10月24日には高柳大輔調教師がBCクラシックへの出走を本線としていることを明らかにした。
マイルへの距離適性よりも、多頭数で馬群に包まれるリスクを避けたいという考えがあり、現在はクラシック出走の可能性が高い。
最終的な出走先が決まれば、ロードフォンスが日本から唯一のBCダートマイル出走馬となる可能性もある。
ブラケットバスター、チャンクオブゴールドも注目
ブラケットバスターは昨年のG1トラヴァーズSでソヴリンティに続く2着。今年8月にはウェストバージニアガバナーズSを15馬身差で圧勝し、前走パークスダートマイルSでも2着に好走した。
チャンクオブゴールドは2025年ウェストバージニアダービーの勝ち馬。今年は3戦してすべて2着と勝ち切れていないものの、安定感は高い。10月25日の最終追い切りでも4ハロン49秒63を記録し、順調な仕上がりを示している。
コールバトル、オーウェンオールマイティもマイル前後で実績があり、出走が実現すれば伏兵として注目したい。
展望まとめ・ナイツブリッジの動向が最大の鍵
今年のBCダートマイルは、ナイツブリッジが出走するかどうかによって勢力図が大きく変わる。
出走すればG1圧勝の実績から中心視される存在だが、クラシックへ回ればフォージドスティール、フルセラーノ、ブラケットバスターらによる混戦模様となる。
また、フォージドスティールやチャンクオブゴールドなど先行力のある馬も多く、序盤のペースが速くなる可能性がある。各馬の枠順や位置取りは勝敗を左右する重要なポイントだ。
日本のロードフォンスにとっては1400mから1600mへの距離延長が最大の課題。しかし、根岸S、さきたま杯で見せたスピードが世界のダートマイル戦線でも通用するなら、上位進出への期待は膨らむ。
最終出走馬と枠順が確定する10月26日の出馬投票を経て、11月1日早朝、アメリカのダートマイル王者を決める一戦に注目したい。
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